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2005年11月27日 (日)

スタッツ

 この週末はまたアルバカーキに来ています。田臥選手が所属するサンダーバーズのシーズン3戦目と4戦目の取材です。

 ところで、皆さんはアルバカーキを英語で綴れますか? いつの間にか在米年数が20年に近づいている私ですが、今月の頭まではAlbuquerqueの綴りは知りませんでした。さすがにこの1ヶ月間で約10日間の滞在をしたこともあってソラで綴れるようになりましたが。長い地名なので、地元の人は、省略形として空港コードでもあるABQをよく使うようです(以上、マメ知識でした)。

 そんな、どうでもいい余談で書き出したのは、いったいこの2試合のことをどう書いたものか悩んでしまうから。といっても、田臥選手が活躍しなかったというわけではなく、むしろ、かなり活躍。特に25日の試合では勝利を引き寄せたといってもいいくらい。地元ファンの間でもあっという間に人気選手となってます。

 しかし、問題はスタッツ。

-----愚痴警報。ここから先、ちょっぴり愚痴が入ってます----

 シーズンが始まって4試合。どの試合もスタッツに間違いが多くて、しかも試合終了後にもらうボックススコアとウェブに掲載されるボックス、さらには試合終了後に修正してオフィシャルスコアとなるボックスがそれぞれ微妙に違う。しかも、それはまた、私が自分で試合中にメモをつけているものともまたさらに違う。うーん、困った。いったいどれを元に記事を書くべきなのか。特に、田臥選手が活躍した25日の試合(第3戦)のスタッツがひどい。田臥のFGが、私のメモでは2/3(これは田臥選手自身の記憶とも合致)、試合直後に出たスタッツでは3/5、そして1日たってようやく出てきた「公式」スタッツでは1/5。

 混乱の元は、タルサやアルバカーキのようなDリーグが新設されたチームでのスタッツクルーが、これまでNBAのシステムでスタッツをつけた経験がないということ。クルー自体は、大学の試合などでスタッツをつけている熟練した人たちなのですが、それでもNBAのシステムは独特なので、入力の仕方やスタッツのつけ方に戸惑い、間違えているようです。本当ならもっとプレシーズン試合を数多く戦って、チームとしてもスタッフの側も「予行演習」をしてから本番に入るべきなのでしょうが、いくらNBA傘下といってもマイナーリーグ。そこまでは経費をかけていられなかったようです。しかも、せっかくアルバカーキで行われたプレシーズン試合だったのに、オフィシャルテーブルに電気が来ていなかったという理由でスタッツがつけられていなかったし。

 ま、これがほかのマイナーリーグなら、もしかしたらうやむやにボックススコアは出さずに終わらせるところかもしれないけれど(実際にABAではボックスを出してくれないチームも多かった)、そこはNBA傘下にあるDリーグ、最後には何とかつじつまをあわせて、「公式」のオフィシャルボックスを出さなくてはいけない。そこでビデオを一から見直してやってくれればいいのですが、さすがにそこまで時間はかけていられないらしく…。こればかりは、シーズンが進むにつれて改善されるのを待つばかり。

 そんなわけで、各媒体、どの時間で書いたか、どこまで公式にこだわるかによってスタッツが違ってきてます。こういった現場の事情は、雑誌媒体ではあまり詳しく説明するだけの誌面の余裕もないので、愚痴交じりでしたが、あえてこの場で書かせてもらいました。

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P1100488s  さて。とりあえずここは私の私的なブログでもありますし、公式スタッツはいっさい無視して、私のメモを元に第3戦、第4戦の田臥選手のスタッツを書いておきます。ただし、第4戦に関しては、誰が放ったか見落としたミスシュートが2本くらいあったので、もしそのうちの1本が田臥選手なら、公式の2/7が正しいのかもしれません。

◎11月25日 アルバカーキ 95 - タルサ 88
田臥勇太
 10分56秒出場
 4得点(FG 2/3)、6アシスト、1リバウンド、2スティール、0ターンオーバー、1ファウル

◎11月27日 アルバカーキ 93 - タルサ 82
田臥勇太
 17分34秒出場
 4得点(FG 2/6)、2アシスト、1リバウンド、1スティール、0ターンオーバー、2ファウル

 クーパーHCの田臥の起用は、3番手、あるいは2番手のポイントガード。短い時間でテンポを変えさせ、ディフェンスでミスマッチを突かれて連続してやられてしまったり、守りに入りたい場面では田臥を下げる、といった感じ。それだけに、ほかのポイントガード(テイラー、ブランド)に比べて出場時間は少なめですが、効率よくインパクトは残しています。きょうの第4戦では、少々強引すぎるくらいに攻め込む場面もあって、結局はミスしたりブロックされたりで裏目に出てしまったのですが、少し前まで「攻撃の積極性がない」と言われていただけに、そういう姿勢が表に出てきただけでも変化、成長と私は感じました。
 本人もブログで書いてましたが(これ、実は試合直後に私が聞いた質問に対してのコメントでもあったのですが)、活躍できているだけにもっと試合に出たいという気持ちもあるでしょう。でも、考えようによっては、マイナーリーグにいながら、NBAにあがったときと同じ役割でプレーできているということは、マイナーリーグではかなり幸運なことだとも思います。何しろ、NBAに行けばSGあるいはSFなのに、マイナーリーグではインサイドをプレーしなくてはいけない選手も大勢いますから。
 開幕から4試合を見て、何よりも印象的だったのは、田臥本人がマイナーリーグであるということで気落ちすることもなく、明るく前向きにプレーし続けているということ。ベンチに座っている間のタイムアウトでも率先してベンチから出て、味方選手をハイファイブで迎えていて、見ていて気持ちいいくらい。そういう姿勢というのは見る人は見ているはず、と思います。

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コメント

たいしたことじゃないんですが、この間日本で放送されたネッツvsサンズの試合で、ナッシュが、陽子さんが書かれているように、TOのときに真っ先に一番前に立って、みんなをハイタッチで迎えていましたよ。勝手な憶測ですが、ナッシュから(良い意味で)盗んだのではないでしょうかね?それでも、そういった行動が出るときは気持ちが入ってるときだと思うので、ホント期待してしまいますね。僕ももしかしたらNBDLの試合を見ることができるようになるかもしれないので、タブセ君を見られるのを楽しみにしています。まぁ、その試合は3月最後なので、その頃にはNBAに行ってTVでいっぱい見れるほうがいいですけどね(^^)

投稿: ひーろー | 2005年11月28日 (月) 05時30分

今日は風邪をひいてしまい仕事を休んでいます。
陽子さんの詳細な田臥くん情報は、田臥命!(笑)の僕にとってはとってもうれしい限りです。いつも感謝しています。

スタッツのひどさについてですが、僕も一つ見つけました。第3戦はたぶん田臥くんが一番活躍した試合かなと思い、Recapを開いたらなんと別の試合の内容なのです。あの試合だけなぜか違うんです。しかもABQは初ホームゲームで勝利した試合なのにですよ…。僕なんかRecapにTabuseの文字を見つけただけで鼻血ブーなのにな(笑) 陽子さんの方から何とか話してみていただけないでしょうか。もしできればでいいですので、よろしくお願いしますm(__)m

投稿: K | 2005年11月28日 (月) 20時57分

先日、タルサで行われた試合観に行ったときに、田臥選手がハイファイブで他の選手を迎えているのが印象的でした。それが彼の成長なんだとしたら、すごく嬉しいですね。この前、田臥選手のメッセージの中で、サンクスギビングにチーム全員で食事に行った、と書いてあって、チームメンバーが仲良く、いい雰囲気なような気がして、心があったまりました。そういうところも、モチベーションの維持につながるのかな、なんて思ったりします。

それと、先日、ジョン・ルーカスがオクラホマ州大出身だと書いたのは私なのですが、その通りです。私はオクラホマ州立大に通ってます(笑)彼はOSU(略してこう呼んでます)では、スタープレイヤーで、NBAに行くことを誰もが疑っていなかったくらいです。そんなルーカスと同じコートでプレイしている田臥選手はやっぱりすごいですね。でも、ルーカスを超えて、NBAのコートに戻って欲しいと願ってます。ルーカスの応援もしますけどね(笑)陽子さんもチェックお願いします!

投稿: MO | 2005年11月29日 (火) 02時57分

自分もよく地域の試合等でスコアをつけますが・・・
これがどーにも苦手でよく間違ってしまい怒られてしまいます。。。
とまぁ、自分のことはどーでも良いとして田臥が数字(正確ではないけど・・・)以上の活躍をしていると分かって嬉しい限りです。

投稿: ゾノ | 2005年11月29日 (火) 06時32分

コメント、ありがとうございます。

その後、リーグのほうに直訴したところ、第3戦のスタッツはリーグのほうでも問題視していたらしく、テープを見てスタッツをつけなおすようにチームに要請したそうです。が、未だにその改訂版スタッツは届いていませんし、ウェブに掲載されているスタッツも以前のまま。

そんな状態なので、Kさんの書いているrecapについても言ってもしょうがない状態…。なんて思っているうちに、recapへのリンク自体が消えてしまいましたね。

こういった問題点は、シーズンが進むごとに改善されていくのを願うしかありません。ABAではスタッツが出ないほうがふつうだったので、なくてもしかたないと諦めていたのですが、Dリーグは曲りなりにもNBA傘下ですからね~。一応、リーグとしては修正していこうという姿勢が感じられるので、その部分に期待です。

投稿: 陽子 | 2005年12月 8日 (木) 20時42分

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