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2006年11月の記事

2006年11月24日 (金)

University Parkway

P1170811s  ユタに行ってきた。といっても、きょう現在13勝1敗と快進撃中のユタ・ジャズの取材ではなく、大学バスケの取材。行ったのは、ソルトレイクから車で1時間弱南下したところにあるProvoという大学街と、そのすぐ隣にあるOremという別の大学街。Provoにあるのがブリガムヤング大(BYU)で、Oremにあるのが、BYUに比べると少し規模は小さいけれど、レッキとしたNCAAディビジョンⅠの大学、ユタバレーステイト大だ。サクラメント・キングスのガード、ロニー・プライスの出身校(←街にあった大学の看板に彼の写真が使われていたので初めて知った)。

 ちなみに、きょうのタイトルのUniversity Parkwayというのは、この二つの大学を結ぶ道である。距離にして5~6km、車で約5分。
 11月22日、これだけ近い二つのディビジョンⅠの大学で、それぞれ日本人選手が試合に出た。こんな偶然、もしかしたら史上初めてではないだろうか。その2試合、うまく時間がずれて開催されたので、ハシゴで見に行った。

P1170832ss    一人目は、ユタバレー・ステイト大(UVS)の女子チーム先発ポイントガードの中山明日実選手。高校バスケファンには、去年のウィンターカップで全国優勝した中村学園女のポイントガード&キャプテンと書いたほうがわかるかな。4月からUVSに留学、この秋から早速先発ポイントガードで出場している。11/22の午後3時から、ホームでサンディエゴ・ステイト大と試合、75-44で圧勝。中山選手は28分出場、10点(2pts 1/2、3pts 2/3、FT 2/2)、1アシスト、2スティール。アメリカ1年目とは思えないくらい声を出し、プレー面でもチームに溶け込んでいてびっくり。人見知りしない性格がいいのかも。コート上でもベンチでも笑顔、笑顔。試合を楽しんでいるのが伝わってきて、見ていて楽しい。

P1170923s_1  二人目はポートランド大の伊藤大司。夜7時半から、BYUでのアウェイゲーム。伊藤選手はこのブログでも何度か取り上げているように高校からアメリカ留学。この秋にポートランド大に入学した。現在、ポートランド大の控えポイントガード。家の事情で1週間日本に帰国していたのだが、この試合の2日前に戻ってきてチームに合流。控えから22分出場、6得点(3pts 2/4)。残念ながらBYUのほうが一段格上のチームで、途中で一気に引き離されて50-79で負け(BYUにはダニー・エインジの息子がいた。彼自身もBYU出身のエインジも試合を見に来ていた)。
 ポートランド大は見た感じやや大人しい雰囲気のチームで、その中でエリック・レベノHCは、伊藤選手がチームにもたらすエネルギーに期待しているとのこと。確かに伊藤選手はベンチでもコートでもいつも声を出し、チームメイトを励ましていて、ポジティブな雰囲気を作り出している。レベノHCも、フレッシュマン(一年)ということは気にせず、遠慮せずにどんどん声を出してチームをリードしていって欲しいと言う。

 ポートランドの試合後、伊藤選手の取材をしてから、中山選手も交えてしばし歓談。「ディビジョンⅠで頑張っている日本人選手がいるということで、自分も頑張ろうっていう気持ちになる」と伊藤選手。
 実はこの2人の道が交わったのは今回が初めてではないらしい。伊藤選手が3年、中山選手が2年の全中(全国中学校大会)のとき(だったかな)、準決勝で敗れてしまった中山選手は、男子決勝で伊藤選手の創得中学の決勝を見て、伊藤-西村(現東海大)のコンビを見て感動したらしい。それから4年以上たって、アメリカの、ユタの地で再び二人の道が交わるとは面白い。
 そして、なんと3度目がすぐやってくる。12月末に中山選手のユタバレーステイト女子はポートランドに遠征、ポートランド女子とも試合をするのだ。ただし、この日はポートランド男子はオレゴン大への遠征試合で、それもまったく同じ試合開始時間なのでハシゴはできないのが残念。

※中山選手は留学してから家族、友人に近況を報告するためにブログを始めたとのこと。近況を知りたい、留学を応援したいというファンの方もいるのではないかと思い、ご本人の了解を得て、こちらで紹介させていただきます。コメントなどを書き込む際にはご家族も見ているブログだということをご理解いただいたうえで、よろしくお願いします。
ASUMI in USA

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2006年11月19日 (日)

マツザカ

P1170604s  久しぶりの更新です。NBAのシーズンが始まって、ほぼ毎日のようにNBAやDリーグの取材に行っているのでネタはいろいろあるのですが、取材に忙しく、気付いたら古いネタになってしまっていたり。やはりネタは新鮮なうちにアップしないといけない、と反省。

 そんなわけで、きょうは取材したてのホヤホヤ、ブルズ@レイカーズ戦からのネタをひとつ。
 左上の写真。注目はコート上の選手…ではなくて、一番下、コートサイド席のお金持ち席に座っている観客の左から4番目、白い服を着ているファン。後姿だけどわかりますか? ポスティング制度でボストン・レッドソックスと契約交渉をすることになった松坂大輔選手です。レイカーズのベンチの正面コートサイド一列目という特等席で、代理人のスコット・ボラス氏(マツザカの右隣)といっしょにブルズ@レイカーズを観戦。
P1170639s_1  このあたりの席に座るファンは妙に試合慣れしていることもあって、試合が始まってから着席して、試合終了前に帰ってしまうことも多いのだけれど、マツザカはしっかり選手紹介前から席につき、ハーフタイムもちょこっとVIPルームに引っ込んだと思ったらすぐに戻ってきて、最後は10点差になった試合だったけれど、最後までしっかりと見ていた。
 ESPNでのコートサイド・レポーターのジム・グレイ(右の写真の右端の男性)によると、マツザカはジョーダン時代のブルズファンなのだとか。今のブルズは当時とはまったく違うチームだけれど、しかも開幕後、今ひとつ調子が出ないけれど、当時のブルズHCのフィル・ジャクソンがレイカーズにいるし、地元レイカーズが勝って会場も盛り上がったから、マツザカも楽しめたかな。

 試合後、日本人メディアはみんなマツザカの囲み取材のためにアリーナ外へ行ったけれど、野球の記事を書かない私はブルズとレイカーズのロッカールーム取材。どうせならと思って、コービーに「コートサイドにマツザカが座っていたけれど気付いていた?」と聞いてみたところ、「Absolutely! (当然!)」との返事でびっくり。試合前後に特に会話があったわけでもなく、(ESPNの中継では映っていたけれど)会場のスクリーンにマツザカの姿が映ったわけでもなかったのに、それでも気付いていたとは。第一、私の質問も、野球の話だと断った上で聞いたものの、「レッドソックスと契約する…」なんていう説明は一切せずに、単に「マツザカ」と名前(それも苗字だけ)を言っただけだったのに、コービーのほうから「レッド・ソックスに行くんだろ?」と言ってきた。
 ふと、コービー自身がどこの大リーグ・チームのファンか聞いてみたら、「ヤンキーズ」とのこと。そうか、コービーもレッドソックスにマツザカが行って悔しいヤンキーズ・ファンの一人だったのね。

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