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2007年3月の記事

2007年3月 3日 (土)

March Madness 2007

P1190316sWCCトーナメント1回戦 @ Chiles Center, Portland
 ポートランド・パイロッツ 55 - ロヨラメリーモント・ライオンズ 41

 試合前、私が日本の雑誌の記者だと知った左隣のポートランドの地元記者から、「イトウ(伊藤大司)はきょうの試合で何点取ると予想する?」と聞かれた。「20点!」と答えたい気持ちもあったけれど、いやいやそんな贔屓目な予想では…と、実に日本人的なことを考えて、「10点」と答えた。といっても、これだって伊藤選手のシーズン平均得点(8.4点)より上だ。すると、右隣の記者は15点と予想。左隣の記者は、その2つの数字(10点と15点)の間、と予想してきた。どうやら、伊藤選手、地元でもだいぶ期待されているらしい。

P1190285s  試合が始まると、パイロッツの選手たち、ゴール下のシュートもポロポロと外している。ホームコートでのWCCトーナメントということで、気持ちがはやっていたのか、緊張していたのか、どうもリズムがよくない。ふだんポイントゲッターのシニアのガード、ダレン・クーパーも前半0得点!
 そんなピンチの中、伊藤は前半15分6秒に最初の3ポイントを決めると、その後もトランジションでのレイアップやスクリーンを使っての攻撃で得点を重ねた。試合開始から12分で11点と、あっという間に私の予想を超えてしまった。ちなみに、この時点でチームの得点13点。伊藤以外の選手が決めた点はわずか2点だった。

  そんな前半を見ていて思い出した。伊藤選手、ビッグゲームに強いのだ。高校でアメリカに来てから今シーズンまで何十試合を見てきたけれど、まわりから期待がかかったり注目が高い試合ほど、活躍することが多い。全米放映のゴンザガ戦もそうだった。

 前半が終わってチームの得点はポートランド21点-ロヨラ・メリーモント20点。伊藤の活躍がなかったら、この時点で大差がついてしまい、いくらホームとはいえ逆転するのは大変だっただろう。後半はチームメイトも攻撃のリズムを取り戻し、55対41でポートランドの勝利。前回ポートランド大がWCCトーナメントで勝利をあげたのは1996年(この年は優勝してNCAAトーナメント出場)というから、実に11年ぶりの勝利だった。

 2回戦は今夜、第3シードのセント・メリーズと対戦。WCCトーナメントは上2チームが飛びぬけているので、下6チームはどこがどこに勝ってもおかしくない。ましてポートランドのホームゲーム。ヘッドコーチのエリック・レベノも、「これ(1回戦勝利)で終わりではない。もうひとつ取りに行く」とチームにハッパをかけていた。

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(左)チーム最多の16点で、試合後の記者会見にも登場。「ほとんど休むことなくプレーしていたけれど」との質問に、「プレーするのは大好き。ずっとでも出ていたい」と答えていた。もちろん、受け答えは英語。
(右)今朝のオレゴニアン(地元紙)に掲載された伊藤の写真。

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