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2007年6月 6日 (水)

NBA Finals 2007 (1) サンアントニオ到着

 NBAファイナル取材のために、きのうからサンアントニオ入り。一年中、乾燥して快適なLAから来ると、この時期のサンアントニオはかなり蒸し暑い。屋内はどこも、逆に寒いくらい冷房が効いていて、この気温差は気をつけないと風邪を引きそう。心配になったので、早速、取材前にAirborne(免疫を高めるハーブ系のサプリメント)を水に溶いて飲んで予防。この時期に倒れたら、シャレにならないうえ、ゴホゴホ言いながら取材したら大顰蹙ですから(取材するほうも、準備万端でNBAファイナルに備えています)。

P1190804s_1  さて、明日からのファイナルに向けて、きょうは両チームの練習&メディアセッションの取材。AT&Tセンターに行くと、アリーナ前に大きなトロフィーのハリボテが立っていた。本モノのトロフィーは、きょう、リーグのチャーター機、Slum Dunk Oneでサンアントニオ空港に到着したらしい。

 今回は、ファイナル経験という面では本当に対照的な2チーム。スパーズは最近では2年前に優勝したばかりとあってファイナル経験者ばかりのチームだし、一方のキャブスは、ファイナル経験者はエリック・スノウ一人だけの初々しいチーム。王者(スパーズ)対キング(レブロン・ジェイムス)のチーム(キャブス)の対決というわけだ。

#ところで、今年のキャブスのファイナル進出は多くの人にとって予想外のことだった。白状すると、私も、結果が出る前にサンアントニオ-デトロイトで航空券を手配していて、キャブスのファイナル進出であわてて手配しなおしたほど。キャブスがここまでできるとは思っていなくて、過小評価して申し訳なかったなぁと思っていた。そしたら、私より上手(?)がいた。キャブスの番記者のB(彼の名誉のためにイニシャルだけ)は、なんと、この週末に休暇の予定を入れていて、コロラドに旅行に行くつもりだったのだとか。キャブスがファイナルに出たことで、慌ててすべてキャンセルしたらしい。

 経験面で対照的な一方で、キャブスは元スパーズのスタッフが中心になって作ったチームといっても過言ではなく、「東のスパーズ」と言われるほど。何しろ、現キャブスのヘッドコーチ、マイク・ブラウンは元スパーズのアシスタントコーチだし、現キャブスのGMのダニー・フェリーも、現役引退後にスパーズのフロントで働いていたところを、2年前にキャブスに引き抜かれてキャブスのGMに就任した。お互い(特に挑戦者のキャブスが)、相手の手のうちを知り尽くしているというのが面白い。

 そういえば、思い出したことがひとつ。カンファレンス・ファイナル、ピストンズ対キャブスの第5戦後の記者会見で、マイク・ブラウンが、「3Q、チームに何か違う指示を出したのか」と聞かれ、「特に変わったことは言っていないけれど、親友の一人から、『最初のタイムアウトまでにレイアップを3本決められるかどうかやってみるようにチームに言ってみたらどうか』と言われ、その通りにチームに指示した」と言っていたことを思い出した。その親友が誰か聞かれたブラウンは「それは言えない」と答えていたのだけれど、これ、スパーズのヘッドコーチ、グレッグ・ポポビッチだったのではないだろうか。ポポビッチとブラウンの仲なら、試合中にそういうアドバイスの電話が入っても不思議ない。

 NBAファイナル第1戦は明日、6月7日、サンアントニオ時間午後8時(日本時間6/8午前10時)のスタート。NBAファイナルを生中継するNHK-BSのスタッフもきょうのメディアセッションを取材していましたヨ。

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コメント

いよいよですね。
今プレイオフは、師弟対決というか、もと同じチームでいたスタッフ同士の対決が多かったように思うのですが。
特に、マブスvsウォーリアーズ。まさかまさかでしたから。
昨日のA新聞の夕刊にもファイナルでのレブロンの活躍を期待する記事がありました。
早くもジョ-ダンやマジックと比べられているとか。私はギブソンの働きも大いに期待しています。

スパーズは、ラフプレイのことが取りざたされていますが、現地ではどうなのでしょうか?特に、短期決戦となるとエキサイトしてしまうのでしょうか?
とにかく、けがする選手が出ないことを祈りつつ。

投稿: クニー | 2007年6月 6日 (水) 17時46分

いよいよFINALが始まりますね。 レブロンが入団する前まではホントにリーグのどん底だったキャブスがFINALに進出するとは改めてレブロンの凄さを感じます。 
 キャブスもスパーズ相手ではフロントコートはともかくバックコートに差がかなりあるので相当苦戦するだろうと思いますが、デトロイトとのシリーズのように守って、守って最後はレブロンという感じで何とかFINALを勝って欲しいです。

投稿: KING | 2007年6月 6日 (水) 23時11分

やはりスパーズは強い…。レブロンが絶不調でしたが、スパーズのディフェンスが良いのか、レブロンが悪いだけなのか…。

投稿: チャウンシー | 2007年6月 7日 (木) 23時14分

>クニーさん
ラフプレイはサンアントニオでは当然ながら、ほとんど問題になってません。アメリカ全体でも、ボーウェンのディフェンスに対しては時々批判も出ますが、スパーズが他のチームよりひどいという批判は、この前のサンズとのシリーズまであまり聞いたことがなかったように思います。ま、プレイオフは同じ相手と何試合も繰り返しますから、往々にしてヒートアップしやすいのですよね。また、それくらい気持ちが入っていたほうが見ていても面白いですし。ヒートアップする余地は与えつつ、それが喧嘩の域に入らないようにというのが、審判の腕の見せ所なのだと思います。

>KINGさん
第1戦、キャブスもディフェンスではそこそこやれていましたよね。オフェンスがまったくだめだっただけで。何しろ3Qまでのチーム・アシスト総数が5本だったくらいですから、これではちょっとね…。ま、そのあたりどう立て直してくるかお手並み拝見です。

>チャウンシーさん
第1戦はスパーズのディフェンスもすごかったし、レブロンのできも悪かったですね。スパーズのあのディフェンスは、久々に、かつてのピストンズの“ジョーダンルール”を思い出しました。

投稿: 陽子 | 2007年6月10日 (日) 12時09分

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