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2007年9月20日 (木)

EuroBasket 2007 (3) 9/13 準々決勝1日目

 ヨーロッパ選手権を取材してきた青木さんのレポートです。少しさかのぼって、9/13の準々決勝初日2試合。
 それにしても、ロシア対フランスはわずか4点差。しかし、今から思うと、この4点差が、結果的には優勝(&北京五輪出場権獲得)と8位(北京五輪出場への道が絶たれる)を隔ててしまったわけです。

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★青木崇レポート ヨーロッパ選手権 9月13日★

■ロシア 75-71 フランス(準々決勝)
 試合開始から土壇場まで接戦が続き、最大得点差はロシアが5点、フランスが7点だった。ロシアはエースのアンドレイ・キリレンコが、4Q3分25秒でファウルアウトになりながらも、J・R・ホールデンの3Pシュートなどで、残り2分を切ったところで69対65とリードを奪った。
 しかし、フランスはNBAプレイヤーが奮闘。1分46秒にボリス・ディーオがドライブからレイアップを入れると、20秒後にはトニー・パーカーが3Pシュートを決めて同点に追いつく。
 1分近く得点を奪えない状況が続いた後、ロシアはホールデンがドライブでファウルを奪い、残り23秒でフリースローを着実に成功。71対69と均衡を破る。その直後、ロシアはパーカーにボールを持たせないようにディフェンスする一方、残り14秒にディーオがボールを手にすると、躊躇することなくファウルをした。
 ディーオは2年前、スロベニア戦で11本すべてのフリースローをミスした過去があった。3Pシュートで逆転されるより、フリースローに不安があるディーオにファウルする作戦は大成功。ディーオはプレッシャーを感じたのか、2本とも失敗する。ところが、残り11秒でファウルをもらったザカー・パチューチンは、ディーオにお付き合いして2本ともミス。フランスは残り6・5秒、パーカーがファウルをもらい、再び同点に追いつくチャンスを得た。
 1本目は難なく決めたパーカーだったが、2本目でまさかのミス。2秒後、パチューチンは着実に2本決めたロシアが、4点差でフランスを破った。フランスはパーカーとアントワン・リガドーが残り40秒を切った場面から2本ずつミスした2年前の準決勝同様、フリースローに泣いた。

(フランス)
ディーオ:17点、6リバウンド
「僕たちはいいプレイをしていたと思うけど、勝つために必要なことが試合終盤でできなかった」
パーカー:15点
「勝つチャンスが十分にあったから、とてもガッカリしている。試合を通じて接戦だったけど、勝てるだけのいいプレイをしていた。モチベーションに問題はなかったし、すごく集中していた」
(ロシア)
ホールデン:15点
「大きな意味のある勝利だ。ここまで到達したことに、我々は多くのチームを驚かせたと思う。アグレッシブに、そして自分たちのプレイをしただけだ。何も恐れることがなかったことが、(結果的に)違いになったね」
クルヤッパ:16点、7リバウンド、6アシスト
キリレンコ:6点、6リバウンド、7スティール、4ブロック
「まるでレスリングと思えるくらい、すごくフィジカルな試合だった。ファウルアウトになった瞬間、“なんてこった”って思うとともに、すごくフラストレーションを感じた。でも、チームメイトを信じ続けたよ。コーチを含め、全員がすばらしい仕事をしたと思う」

■スペイン 83-55 ドイツ(準々決勝)
 ダーク・ノビツキーのワンマンチームであるドイツに対し、選手層が非常に厚いスペインが圧勝した。試合開始早々、2試合連続でシュートが不調だったノビツキーが、ゴール正面からいきなり3Pシュートを成功。チームも2Q序盤まで20対20の同点と、スタートは悪くなかった。しかし、ドイツはフアン=カルロス・ナバーロとホセ・カルデロンのガード陣を止める術がなかった。
 ナバーロが7分と5分32秒に3Pシュートを決めると、カルデロンは5分間で3本のレイアップと3Pシュートで9点を稼ぐ。スペインは2Q中盤から20-7の猛攻で、40対27で前半を折り返す。
 後半になると、スペインはトラップ・ディフェンスでドイツからターンオーバーを何度も誘発。3Q中盤にルディ・フェルナンデス(サンズが1巡目でドラフトし、その後トレードで権利がブレイザーズへ)がダンクと3Pシュートを立て続けに決めると、点差は23まで広がり、この時点でスペインの勝利がほぼ確定。後半のノビツキーはシュートが決まらず、わずか11点に終わった。

(スペイン)
カルデロン:17点
「スコアはまったく見なかった。ドイツにプレッシャーをかけ、彼らのミスから試合を有利に運ぶことができた。我々のスタイルは、40分間強い熱意を持ったプレイをすることだ。いいディフェンスをしていたし、ダーク・ノビツキーを抑えることに成功した」
ナバーロ&フェルナンデス:12点
(ドイツ)
ノビツキー:11点、6リバウンド
「前半途中まで接戦だったけど、(ディフェンスで)プレッシャーをかけられると、チームは下降線をたどるだけだった。準決勝に進むにふわさしいプレイをしてなかった」
ヤン・ヤグラ:10点

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