« JBL開幕戦取材 | トップページ | 川村卓也から見た田臥勇太(1) »

2008年10月 1日 (水)

新クリッパーズ

 栃木から戻った翌日に飛行機に乗ってLAへ。そして、LAに戻った翌日にはレイカーズとクリッパーズのメディアデー(キャンプ開幕前日の取材日)が行われた。

 同じ街で2チームがあるLAだけに、メディア(特にテレビ、ラジオ媒体)が両方を取材できるように、いつもお互いに時間をずらしてメディアデーを行っている。レイカーズが先に昼頃から行い、3時間ほどずらしてクリッパーズ。レイカーズは100人近いメディアが集まるのに、クリッパーズのほうはパラパラとまばら…というのが例年の風景だ。

 でも、今年は少し違った。クリッパーズもいつもより注目されていたようで、レイカーズに集まったメディアのうちほぼ半分はクリッパーズに流れていた。まぁ、シーズンへの期待の表れというよりは、メンバーが大きく入れ替わり、エルトン・ブランドのチームからバロン・デイビスのチームに変わった目新しさがあったのと、そして何と言っても、これ(↓)。

P1010006s_2 P1040078s_2

 他のNBAチームから遅れることX年、クリッパーズにもついに専用練習場ができて、この日はそのお披露目も兼ねていたのだ。建物に大きくドーンとクリッパーズのロゴが入っているところが、いかにも派手好きのドンちゃん(クリッパーズのオーナー、ドナルド・スターリンのことを、私たちは内輪でこう呼んでいる)。

 新入りのバロン・デイビスも、「これでスポーツクラブでトレッドミルをやっている隣が一般の人だったり、順番待ちされていて20分で中断しなきゃいけないっていうことがなくなる」と喜んでいた。実際には、クリッパーズがこれまで数年練習していたのは高級住宅地にあるスポーツクラブだったし、さすがにクリッパーズの選手がトレーニングしているのを途中で中断させるような一般会員はいなかったとは思うけれど。練習コートもクリッパーズが使っている間は一般会員も立ち入り禁止だった。ただし、コートは狭く、シャワーは一般の会員と共有だった。やはりまわりを気にせずにいつでもトレーニングできる環境というのはNBA選手にとって嬉しいものだし、FA選手がチームを選ぶときの決め手にもなりえる。マイク・ダンリビーがヘッドコーチに就任するときに、専用練習場の確保を条件として出したというのも頷ける。
 エルトン・ブランドやコーリー・マゲティなど、この練習場建設の話が決まったときのメンバーがすっかりいなくなってしまったのは少し寂しいけれど。余談だが、うちのコンドミニアムの住民だった某元クリッパーズ選手も、新練習場に近いこともあってこのコンドミニアムを選んだと言っていたのだけど、結局、新練習場で練習する機会がないままに別のチームに行ってしまった。

P1040108s_2  この3人が今シーズンのクリパーズの顔。バロン・デイビスはジェニー・クレイグのダイエット・プログラムで痩せたらしい。ケーマンも、オフにハイっていったん増えた体重を、バランスのいい食事と運動で落としたとのこと。彼いわく、「結局、どんなダイエットより、食事に気をつけて運動するのが一番。僕は幸い運動するのが仕事だからね」だそうだ。
 この3人の中には入れてもらえなかったけれど、去年の新人、アル・ソーントンも要注目。何しろ、昨季、エルトン・ブランドが怪我していて悲惨だったクリッパーズの中で、一番観客を楽しませていたのはソーントンだった。

|

« JBL開幕戦取材 | トップページ | 川村卓也から見た田臥勇太(1) »

コメント

NBAで専用練習場持っていないチームってまだ存在していたんですね!
ちょっと驚きました…。NBAこそ全チーム、持っていると思ってましたから。

そう言えばジュン安永さんプロデュース?のネッツ専用練習場は評判が良くて、
視察に見える方々も多いとか…。
日本人ならではの細かい配慮が施されているのかも知れませんね。

そう考えると専用練習場が敷地内にあるJBLは、やはり環境的に恵まれていますね。

JBLと言えば…日本に帰国されていたんですね!
例の取材の件、有難うございました。記事、拝見しました。
細かく書けない部分もある難しい条件の中、あれだけ掘り下げて書いて下さって嬉しかったです。
なかなか好青年でしたでしょ?お世話になりました…。

投稿: vinko | 2008年10月 2日 (木) 09時06分

>Vincoさん
ほとんどのチームが(ブルズやレイカーズですら)大学やスポーツクラブのコートを間借りして練習をいた時代に取材を始めた私としては、クリッパーズまで専用練習場を持つ時代になったのかと、時の流れを感じます(苦笑)。選手たちにとっては何がいいって、24時間いつでも自由に使えるというのが有難いみたいです。クリッパーズの前の練習場も、確かほぼ24時間近くオープンしていたんですけれど、練習時間以外は一般会員と共有だから自由に…というわけにはいかないですものね。日本だと、アメリカのようにコートがついたスポーツクラブが多くない(ほとんどない?)だけに、選手にとっては専用練習場は余計に有難いですよね。

記事の件、ご紹介いただき、どうもありがとうございます。制約を感じないほどいろいろお話を聞かせていただいたので、思ったよりずっと楽に記事にまとめることができました。

投稿: 陽子 | 2008年10月 2日 (木) 21時16分

なんであんな場所に作ったんでしょうね。
いくらマリナデルレイに近いとはいえ・・・。
意外にちっこい印象をうけたんですけど。

某大型店舗の前にも住宅がありますが、某大型店舗と郵便局のまわりにメキコがたむろしていてあまり環境がよろしくないと思うのはわたしだけでしょうか。

リンカーン沿いのLMUのちょっと上にクレープ屋さんがありますが、あそこおいしんですよね。

取材の後に寄ってみてください。

投稿: ag | 2008年10月 5日 (日) 21時55分

>agさん
その某大型店舗の向かいにある住宅の一角に住んでます(笑)

環境は全然悪くないですよ。むしろ、環境が悪いと思われていたことがびっくり。住宅地の中に入らず、外から見るとそう見えちゃうんですね…。確かにまだ新しく開発されている街で工事中の区画が多いだけに落ち着きませんが(※)、地域の開発が全部終われば(何年かかるやら…ですが)、外から見た印象もよくなるはず。クリッパーズの選手も、うちのご近所さんだった某選手以外にも何人か住んでいるらしいですヨ。

※あの大型店舗の前にたむろっている人たちも、工事現場で日雇いが必要なときにあそこから拾っていくから集っているんです。あの手の大型店舗の周囲では、地域に関わらず、よくある光景のようです。

お薦めのクレープ屋さん、ご近所なのでよく行きます。美味しいですよね。夏にLAを訪れたユタバレー大の中山選手とヘイスティング大の山下選手も大感激してました。

投稿: 陽子 | 2008年10月 6日 (月) 11時49分

あ~そうなんですか、住んでらっしゃたんですねw
敷地内は良さそうな感じだと見学に行った友達から聞いたことあります。
あそこなら選手にとっては練習場も近いしジェファーソンをまっすぐいけばカルバーのショッピングモールもあるから便利かもしれないですね。
自分としてはbundy沿いが一番ですw。

投稿: ag | 2008年10月 7日 (火) 00時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/100884/42659051

この記事へのトラックバック一覧です: 新クリッパーズ:

« JBL開幕戦取材 | トップページ | 川村卓也から見た田臥勇太(1) »