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2009年1月15日 (木)

NBAこぼれ話(AIの背番号、マイルス復帰 etc)

最近のNBA取材から、原稿に書ききれなかった話などをいくつか。

■ アイバーソン
 ナンバー次号(1/22発売、721号)のNBA Scorecardで取り上げたのはアレン・アイバーソン。背番号に関係したコメントを入れたのだけれど、実はあのコメント(1/22以降にコラム本文で見てね)には続きがあった。デトロイトにトレードになった後に、1番をなぜ選んだのか。

「1番をつけたことがあるのはレックリーグ(レクリエーション・リーグ=子供の頃に地域で入っていたリーグ)のときだけだ。なぜ1番をつけているのかとよく聞かれるんだけど、3番以外に唯一つけたことがある番号だからなんだ。だから、この番号にするしかないと思った」(ご存知の方も多いと思うけれど、一応念のため書いておくと、これまでつけていた3番は、すでにロドニー・スタッキーがつけていて選べなかったので、他の番号を選ぶ必要があったのだ)

■ ダリアス・マイルス
 これはHOOP次号(1/24発売)のHoop Scoopで取り上げました。今、旬の話題ですね。記事ではブレイザーズ中心で書いたので、ここではダリアス・マイルス側から。

 細かいいきさつは書き始めるときりがないので省略するけれど、ブレイザーズがマイルス引退扱いで受けていた特例が取り消される10試合出場まであと1試合。10日間契約した選手は試合に出る確率が高いので(この時期に、試合に出ない選手を10日間契約する意味はないですからね)、たぶん、明日1/16の試合で到達するんじゃないかと思う。

 これは、記事でも触れたのだけれど、この「10試合」というのは、どの記事でももっぱらマイルスのサラリーがブレイザーズのサラリーキャップに戻る条件として書かれているけれど、実はそれだけではなく、とある情報源から聞いた話では、マイルス側も10試合に出るメリットがあるらしい。引退扱いの場合は(契約の条項により)契約金の80%しか受け取れなかったのだけど、10試合に出て、引退選手扱いではなくなった時点で、残りの20%ももらえるようになる。ブレイザーズとの契約は残り1800万ドルだったので、その20%と言うと360万ドル。これだけで豪邸が1件買える値段だ。なので、実はマイルスも密かに、まずは10試合に出ることを目標に復帰の努力をしていたらしい。

 彼の場合、一番の問題は地道な努力をし続けることができるかどうかなので、目の前にあった360万ドルという「ニンジン」を手に入れたあと、どれだけ完全復帰に向けての努力をしようというモチベーションを保つことができるのかも気になる。まだ若いし、手術した膝の怪我はすでに完治していて、あとはコンディショニングの問題だけらしいから、本気で努力し続ければまだ何年もNBAでプレーできる選手だと思うので、頑張ってほしいな~。

■ “クラブ(蟹)”ドリブル
 1月頭、キャブス対ウィザーズでのレブロン・ジェイムスのトラベリング事件に関連して。これはそのうち記事で取り上げようかなと思いつつ、まだ書いていないので簡単に。

 毎年、シーズン頭に、審判が各チームをまわり、新シーズンからのルール変更や、解釈の仕方の変更などを説明してまわるのだけど、その説明会があった直後のレイカーズのロッカールームで、ジョーダン・ファーマー、アンドリュー・バイナム、トレバー・アリーザの3人が、このムーブはトラベリングなのか、これはどうかと、アシスタントコーチのブライアン・ショーに確認している場面に遭遇した。
 その中のひとつに、今回のレブロンと同じようなステップ(ドリブル後にボールをキャッチしてから3歩ステップでシュート)があって、ファーマーは、それがトラベリングだということがどうも理解できないようで、「これだよ、これ。これでもトラベリング?」とショーに何度も確認して、そのたびに「トラベリングだ」と言われていた。
 ドリブルを止めてからのステップは二歩までというのは基本中の基本だと思っていたのだけど、トラベリングが緩かったNBAを見て育った弊害なのか、子供の頃から自己申告のストリートで身についてしまったのか、彼らの感覚は少し違うんだな~と思って見ていた覚えがある。今回、レブロンが試合後、ビデオを見た後でも「何度見てもトラベリングではない」と主張していたのは、もしかしたら、単にミスを認めたくないというよりも、そのあたりの基本的な感覚が違うせいなのかも。

■ コートサイド2景
(その1) もう1ヶ月前の、少し古い話だけど、ニックス@レイカーズに、ニックスのステフォン・マーブリーが私服で登場。レイカーズに直接連絡してきてチケットを頼んできたらしいけれど、レイカーズが用意したチケットはニックスのベンチの対角線上付近、つまり、コートサイドの席の中ではニックス・ベンチから一番遠いエンドライン一番端の席。そこから数席離れたコートサイド席には、ニックス・ファンのスパイク・リーがいた。この2人は試合前に話しこんでいたらしいけれど、その場面は見逃した。
 マーブリーは試合のハーフタイムには、ニックスの番記者を中心に囲み取材を受けていて、どうも、あまりにあっけらかんとした態度に、LAを拠点とする(マーブリーを普段取材していない)記者たちはあっけに取られていた。

 ついでに、スパイク・リーの数列後ろのあたりは、オーナー娘でフィル・ジャクソンの恋人のジニーさんとそのお友達の席。このジニーさん&お友達は、いつも賑やかで、笑いが絶えずに、見ているだけでとても楽しい。この日も、しきりとマーブリーやスパイクに楽しそうな野次(声までは聞こえなかったので想像)を飛ばしていた。

P1000196s_3 (その2) 年末あたりから、カティーノ・モブリーが週末のクリッパーズの試合を見に来ている。年末は子供を2人連れて、先週末は子供抜きで、どちらのときも、クリッパーズのオーナー、ドナルド・スターリンの席(コートサイドのセンターライン付近の特等席)から見ていた。試合途中でスクリーンに映されるとファンからも激励の拍手。クリッパーズからニックスにトレードになった直後に心臓病が発覚して引退となってしまったモブリーだけど、何はともあれ、元気そうな姿を見ることができて一安心。

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