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2009年2月の記事

2009年2月27日 (金)

Sad news from Chicago

 シカゴから悲しいニュースが2つ、立て続けに入った。

 2/26午後、元ブルズのポイントガードで、ジェリー・スローンやボブ・ラブのチームメイトだったノーム・バンリアが、シカゴの自宅コンドミニアムで亡くなっているのが発見された。バンリアは、ジョーダン時代以降のブルズ試合のテレビ・スタジオ解説者、そしてスポーツ・ラジオ局でのキャスターを務めていて、シカゴ時代には取材現場でよく顔をあわせたものだった。とてもきさくなオジチャン。歯にきぬきせぬコメントには、幾度となくスカっとさせてもらったものだ。現役時代にも、スローンと二人で、かなり喧嘩っぱやいコンビだったと聞く。まだ死因は特定されていないが、実は心臓に病を持っていたという妻の言葉もあるので、心臓発作だったのだろうか。

 そして夜、癌の闘病中だったジョニー・レッド・カーが死去。ブルズとサンズの初代監督。ブルズの試合のテレビ解説者でもあった。彼については、発売になったばかりのHOOPの、Hoop Scoopのコーナーに記事を書いたばかりなので、興味ある人はそちらもぜひ読んでほしい。ニュースを知ったのは、サンズ@レイカーズ戦の取材中だったのだが、ブルズのヘッドコーチ時代、遠征中や試合前など、ジョニー・カーと話す機会が多かったというフィル・ジャクソンも、試合中、ベンチにいるときに訃報を知らされたのだという。

 シカゴ・サンタイムス紙の記事には、「シカゴ・ブルズ史上43年間で最も悲しい一日」という表現があった。長年に渡り、選手、コーチ、解説者としてブルズ・ファミリーにとって重要な役割を果たしてきた2人が、立て続けに、しかも同じ日に亡くなるとは。シカゴを離れて久しい私も、きょう一日だけは心がシカゴに引き戻されたような気分だった。

 心から、お二人のご冥福をお祈りします。

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2009年2月26日 (木)

元チームメイト

P1000233s_2  きょう(2/25)の取材はボストン・セルティックス@LAクリッパーズ。ニックスからウェイブされたばかりのステフォン・マーブリーの次の契約先として最有力のセルティックスの試合だけに、もしかしたらLAに家があるマーブリーも試合を見に来るのではないかと、試合が始まってからも注意して通路などに目を向けていたところ、クリッパーズのセキュリティに連れられてそれっぽい人物が登場した。
 やっぱり来たか…と思ったら、それはマーブリーではなく、サム・カセルだった。先週、セルティックスからサクラメント・キングスにトレードされ(マーブリー契約のためのロスター枠をあけるため)、さらにキングスからもウェイブされたので、今は自由の身。古巣2チームの対戦を見に来たということのようだ。写真では審判の陰になって半分しか見えないけれど、クリッパーズのベンチ隣2席目という、まるでクリッパーズに戻ったかのような観戦ポジションだった。

 思えば、カセルは去年の今ごろ、契約のバイアウト合意でクリッパーズを去り、セルティックスに加わったんだった。わずか一年前のことなのに、クリッパーズのロスターはその後大入れ替えとなったので、当時から残っているのは、クリス・ケイマン(故障欠場中)とアル・ソーントン(きょうの試合は故障欠場)くらい?
 一方のセルティックスは、つい最近までチームメイトだった選手たちがいるわけで、たぶんカセルとしてはセルティックスを応援したかったのだと思うけれど、さすがにクリッパーズから席を用意してもらい、クリッパーズのベンチ近くに座ることになっては表だってそうするわけにもいかず。結局、どちらのチームも応援せずに、バロン・デイビスやジェイソン・ハートらクリッパーズ選手や、まわりのファン、そして携帯でもひっきりなしに話していた。試合後にはセルティックスのロッカールーム前で選手たちが出てくるのを待っていた。

 試合前、セルティックスHCのドク・リバースは「サムがいなくなってから、移動中の飛行機が静かでね…」と、しみじみと語っていた。今シーズン、試合にこそ出ていなかったけれど、チームの中での彼の存在は大きかった模様。もし、今季末で引退することになったら、セルティックスとしてはぜひ来季、コーチかスタッフとして彼を迎えたい気持ちがあるらしい。

 さて、結局マーブリーは現れなかったものの、この試合、マイキー・ムーアがセルティックスと契約して最初の試合。緑のユニフォームに緑のヘッドバンドは意外と似合っていた。まだディフェンスのシステムを完全に覚えていないとのことだったけれど、見た感じはけっこうすんなりとはまっていて、チームに馴染むにはそれほど時間はかからなそうだ。ムーア自身も「このチームには元チームメイトが5人いるし、溶け込むにはそれほど苦労はしないと思う」とのこと。
 セルティックスのほか、ダラス、デンバーからも声がかかっていたらしいけれど、その中でセルティックスを選んだのは、優勝の可能性があることももちろんのこと、加えて、チームで自分の役割が大きくなりそうだということも大きな材料となったらしい。

***

 試合は、クリッパーズが93-91の2点差で勝利という大アップセット。セルティックスは、最後の攻撃でターンオーバーという、らしくない結果だった。そんなこともあって、リバースは「きょうのうちのできはひどかった。試合に勝つ資格はなかった」とばっさり。かといってクリッパーズの出来もすごくよかったわけではなく、セルティックスがクリッパーズの調子にあわせてしまい、最後の詰めに失敗したという印象。
 それにしても、相変わらず、敵地でもセルティックスのファンの多いこと。観客席に散らばる緑の存在感が大きく、途中、どっちのホームゲームかわからないほどだった。

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