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2009年2月26日 (木)

元チームメイト

P1000233s_2  きょう(2/25)の取材はボストン・セルティックス@LAクリッパーズ。ニックスからウェイブされたばかりのステフォン・マーブリーの次の契約先として最有力のセルティックスの試合だけに、もしかしたらLAに家があるマーブリーも試合を見に来るのではないかと、試合が始まってからも注意して通路などに目を向けていたところ、クリッパーズのセキュリティに連れられてそれっぽい人物が登場した。
 やっぱり来たか…と思ったら、それはマーブリーではなく、サム・カセルだった。先週、セルティックスからサクラメント・キングスにトレードされ(マーブリー契約のためのロスター枠をあけるため)、さらにキングスからもウェイブされたので、今は自由の身。古巣2チームの対戦を見に来たということのようだ。写真では審判の陰になって半分しか見えないけれど、クリッパーズのベンチ隣2席目という、まるでクリッパーズに戻ったかのような観戦ポジションだった。

 思えば、カセルは去年の今ごろ、契約のバイアウト合意でクリッパーズを去り、セルティックスに加わったんだった。わずか一年前のことなのに、クリッパーズのロスターはその後大入れ替えとなったので、当時から残っているのは、クリス・ケイマン(故障欠場中)とアル・ソーントン(きょうの試合は故障欠場)くらい?
 一方のセルティックスは、つい最近までチームメイトだった選手たちがいるわけで、たぶんカセルとしてはセルティックスを応援したかったのだと思うけれど、さすがにクリッパーズから席を用意してもらい、クリッパーズのベンチ近くに座ることになっては表だってそうするわけにもいかず。結局、どちらのチームも応援せずに、バロン・デイビスやジェイソン・ハートらクリッパーズ選手や、まわりのファン、そして携帯でもひっきりなしに話していた。試合後にはセルティックスのロッカールーム前で選手たちが出てくるのを待っていた。

 試合前、セルティックスHCのドク・リバースは「サムがいなくなってから、移動中の飛行機が静かでね…」と、しみじみと語っていた。今シーズン、試合にこそ出ていなかったけれど、チームの中での彼の存在は大きかった模様。もし、今季末で引退することになったら、セルティックスとしてはぜひ来季、コーチかスタッフとして彼を迎えたい気持ちがあるらしい。

 さて、結局マーブリーは現れなかったものの、この試合、マイキー・ムーアがセルティックスと契約して最初の試合。緑のユニフォームに緑のヘッドバンドは意外と似合っていた。まだディフェンスのシステムを完全に覚えていないとのことだったけれど、見た感じはけっこうすんなりとはまっていて、チームに馴染むにはそれほど時間はかからなそうだ。ムーア自身も「このチームには元チームメイトが5人いるし、溶け込むにはそれほど苦労はしないと思う」とのこと。
 セルティックスのほか、ダラス、デンバーからも声がかかっていたらしいけれど、その中でセルティックスを選んだのは、優勝の可能性があることももちろんのこと、加えて、チームで自分の役割が大きくなりそうだということも大きな材料となったらしい。

***

 試合は、クリッパーズが93-91の2点差で勝利という大アップセット。セルティックスは、最後の攻撃でターンオーバーという、らしくない結果だった。そんなこともあって、リバースは「きょうのうちのできはひどかった。試合に勝つ資格はなかった」とばっさり。かといってクリッパーズの出来もすごくよかったわけではなく、セルティックスがクリッパーズの調子にあわせてしまい、最後の詰めに失敗したという印象。
 それにしても、相変わらず、敵地でもセルティックスのファンの多いこと。観客席に散らばる緑の存在感が大きく、途中、どっちのホームゲームかわからないほどだった。

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コメント

いつもブログ拝見させていただいています。
あの~ちょっと質問なのですが、文中に何回か出てきた『ウェイブされる』とは、解雇のことなのでしょうか?
すいませんがウェイブの意味を教えていただけますでしょうか。

投稿: ハニワ | 2009年2月26日 (木) 21時08分

>ハニワさん
説明不足ですみません。
日本のプロ野球などでは「ウェーバー公示をする」と言っているようなので、そう書いたほうがわかりやすかったですね。

要は戦力外だと公示すること、つまり解雇のことです。ただ、どの選手でも解雇したからといってすぐに自由の身になるわけではなく、実際には、解雇の意思表示=ウェーバー公示から48時間はウェーバー期間といって、契約の移行期間のような期間がおかれます。

ウェーバー期間中にその選手の獲得を名乗り出るチームがあった場合は、そのチームが元のチームと交わしていた契約を引き継ぎ、選手を保有することになります(複数チームがあった場合には、その時点で成績が下のチームのほうが優先権があります)。

48時間以内に他のチームから獲得の意思が表示されなかった場合(英語では"clear the wariver"と言う表現をします)に初めて、選手はフリーエージェントとなります。

投稿: 陽子 | 2009年2月27日 (金) 00時25分

大変わかりやすいご説明ありがとうございます。
複数チームからのオファーの場合、成績が下の方のチームに優先権があるなんて画期的というか、おもしろいシステムですね。
ありがとうございました。

投稿: ハニワ | 2009年2月28日 (土) 21時07分

こんにちは。

マーブリーはそのまま辞めなくて少し今まで消えて行った選手との違いをコートで見せて欲しいです。
本当にミリオン契約で辞めるって過去にも懐かしい名前でロッド、ストリックランドかなとかなりあの頃はコントロールできるPGだったかなと。ミリオン契約してコートに出なくても少なくなると思いますがかなり貰えるのでしょうか?

ミリオンドル貰えるともうその時点で仕事を辞めようと
考えるんですかね。

投稿: sai | 2009年2月28日 (土) 22時26分

宮地さんも取材であの場にいらしたのですね。実は僕もぎりぎりでチケットをいただき、クリッパーズ側のゴール裏でみていましたよ。

キャセールの上下ジーンズ、なんだか見慣れない感じでしたが相変わらず”やっぱり頭”が目立ちますね。そうだったのですね、フリーエージェントだったのですか。。。不思議に思ってみていました。結構、僕の座っていた少し前を歩いていって、最終的にクリッパーズベンチの端に座って、ヘッドフォントマイクも渡されていたので、少し仕事していたのでしょうか?

確かに僕の座っていた席の周りも結構緑色で、応援しにくかったです。お互いに騒ぐたびに「いいよいよ」と気を使っている互いのファンもいたりと、変な感じでした。笑

余談ですが、オンザコート席の一番端に俳優のAdam Sandlerも来ていましたね。宮地さんのこの写真からですとちょうど写真を取られた位置とキャセールの間に背中が見えていたのではないでしょうか。きっと、ボストンをみにきたのでしょう、、、か?

ま、監督も首が何とか繋がりかけたのでは、、、内心ほっとしているような気がします。

僕もボストンが見れて、クリッパーズの勝利で、2つ得したような気がします。

投稿: makoto | 2009年3月 2日 (月) 01時52分

>saiさん

>ミリオン契約してコートに出なくても少なくなると思いますがかなり貰えるのでしょうか?

書かれている意味がわかりづらいのですが、「ミリオン契約」とあるのはニックスとの契約のことを指しているのでしょうか。←セルティックスとの契約も1.2ミリオン(=120万ドル)でしたので。

今シーズン、ニックスからマーブリーに支払われる予定だったのは2080万ドルですが、契約打ち切りのために両者が合意した買取額(差し引き額)は約200万ドルと言われています。

つまり、ニックスとセルティックスのサラリーをあわせれば、今シーズンのマーブリーのサラリー総額は約2000万ドルということです。

>makotoさん

クリッパーズのホームゲームの7~8割は行ってます。取材するのは、ほとんど対戦相手チームなのですけれど…。

>ヘッドフォントマイクも渡されていたので、少し仕事していたのでしょうか?

LAで試合を中継していたフォックス・スポーツのインタビューに答えていたようです。

>監督も首が何とか繋がりかけたのでは、、、内心ほっとしているような気がします。

どうでしょうかね。今のクリッパーズの場合、たとえチャンピオン相手でも1試合の勝ち負けではコーチがクビになるかどうかとは関係なさそう。何しろダンリビー自身がGM兼任ですし、あのオーナーが、多額の契約が残ったコーチをシーズン途中で解雇することもなさそうですし。来季以降も、ダンリビーの契約はまだあと2年残っているので、ダンリビーがGM選任となることで割引に応じるかどうか次第?

投稿: 陽子 | 2009年3月 3日 (火) 12時50分

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