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2009年5月18日 (月)

レイカーズ対ロケッツ よもやま話

 きのうでカンファレンス・セミファイナルもすべて終了。今回もシリーズが終わってからの更新になってしまったけれど、明日からカンファレンスファイナルが始まる前にロケッツ対レイカーズのシリーズからの話題をいくつか。

■ロンロン!(ロン・アーテスト)
P1050816s_2  髪をロケッツのロゴに剃ったり、コービーとやりあったり、突然走り出したり、舌を出したりと、シリーズ中、いろいろと見せてくれたロンロン(アーテストと書くより、子供の頃からのこのあだ名のほうが彼にはぴったり)。プレー的には今ひとつのシリーズだったけれど(特にヤオが倒れてから)、勝負に関係なく見ている分にはとにかく面白い。

 一番の注目はコービーとのやりあい。シリーズが始まる前、つまり、コービーとの対戦を前に、「(1回戦で対戦した)ブランドン・ロイは自分が今まで対戦した中で最高の選手」と宣言してみたり、シリーズ中もコービーと睨み合ったり、言い合ったり、すごんでみたり。このシリーズ中のアーテストだけを見ていると、コービーのことは天敵と思っているとしか思えないのだけど、実は、ロンロンはコービーが好きなんだと思う。尊敬しているといったほうがいいかな。一年前、テレビ番組用に、ロンロンがインタビュアーとしてコービーにインタビューしたことがあるのだけど、その映像を見ると、あこがれの人を前にしてガチガチにあがっている子供状態(笑)。そういえばそのインタビューの1ヶ月後、レイカーズとセルティックスのNBAファイナル第6戦でも会場まで試合を見に来ていて、試合後には優勝したセルティックスのロッカールームに行くこともなく、負けたレイカーズのロッカールームの近くでコービーを待っていたのを思い出す。

 今月発売のHOOPの記事(Hoop Scoop)にもチラっと書いたのだけど、この夏にFAになるロンロン、実はロケッツと再契約するよりはレイカーズと契約したいらしい(←ある情報筋から聞いた、信憑性の高い話)。そういえば、シリーズ中はいつも言いたいことを自由奔放な発言をしていたロンロンなのに、FAとなったときにロケッツと再契約するかと聞かれたときだけは、急に笑顔が消えて「それはノーコメント」と、一切何も言いたがらなかった(*)。レイカーズにとって、アーテストのタフさが加わるのはプラスだとは思うし、フィル・ジャクソンならアデルマンと同じようにアーテストを使いこなすことができるとは思うけれど、契約金の問題もあるし、さて、どうなるやら。
* きのうの試合後には、ロケッツに残りたいと言ったそうなので、このプレイオフを戦って気持ちが揺れているかな。

 万がいちレイカーズに入ったら、ロンロンはコービーの猛烈な信奉者になるんじゃないかと思う。かつてロッドマンがジョーダンに対して、敵同士のときには荒っぽいことをしていたのに、ブルズに入った後は誰よりもジョーダンを尊敬していたのだけど、それと似たような雰囲気を感じる。むしろ、今は尊敬している相手だからこそ、手を抜くことなく真剣にぶつかり合っているんじゃないかと思う。ジョーダンもコービーも、そういう選手のほうが好きだしね。

■フィル・ジャクソン・チャレンジシリーズ
P1050813s  今年の西カンファレンスのプレイオフは、偶然だけど、フィル・ジャクソンに優勝の夢を奪われてきたコーチたちの再挑戦(リベンジ?)シリーズ。1回戦で当たったジェリー・スローンは97年と98年のNBAファイナルでフィルが率いるブルズに敗れて優勝を逃しているし、カンファレンス・セミファイナルのアデルマンは、キングス時代に何度もレイカーズに敗れているけれど、それだけでなく、92年、ブレイザーズのヘッドコーチ時代にもNBAファイナルでフィルが率いるブルズに敗れている。そして、今週から始まるカンファレンス・ファイナルで当たるジョージ・カールは96年、ソニックスを率いていたときにNBAファイナルでブルズに敗れている。ジャクソンが邪魔(?)しなければ、優勝できていたはずのコーチたちなのだ。スローンとアデルマンはリベンジ失敗に終わったけれど、果たしてカールのチャレンジは成功するのだろうか。

 そういえば、スローンは元々イリノイ出身でブルズ選手だったのにフィル率いるブルズと何度も対戦したがために、シカゴでも敵だと思われるようになってしまったけれど、アデルマンもLAで育ち、ロヨラ・メリーモント大でプレーしていたLAっ子。でも、キングス時代のこともあって、たぶん故郷LAに帰ってきても敵将と見られることが多いんだろうな~。カールの場合はLAにもシカゴにもそういう土地的なコネクションはないけれど、去年、息子のコービー・カールがレイカーズの一員で、フィル・ジャクソンに絶大な信頼を寄せていたのを思い出す。

■Get Well, Tex
 プレイオフが始まってからチャック・デイリーやウェイマン・ティズデイルなど、悲しいニュースが続いているNBAだけど、レイカーズにもひとつぽっかりとあいている席がある。元アシスタントコーチで、現在相談役のテックス・ウィンターの席だ。試合ではいつも、ベンチのすぐ後ろに座っていたのだけど、4月末からその姿はない。

P1250071s_2  というのも、テックスは4月末、カンザス大のチームの同窓会に出席するためにカンザスにいたときに心臓発作で倒れて、それ以来入院しているのだ。とりあえず意識は取り戻し山場は越えたということであまりニュースも流れなくなったけれど、1週間前にフィルやジム・クレモンスに聞いた話だと、一時は本当に危険な状態だったらしい。その後も、話したり、顔の表情を変えるといった基本的なこともできず、そのためのリハビリを続けているのだとか。今シーズン中にレイカーズの試合に来ることは無理そうだけど、せめてテレビで試合を見られるくらいまで回復しているといいのだけれど…。

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コメント

ロンロンのレイカーズ入りが現実となったのを記念(?)して、文中で紹介したインタビュー映像を探してみました。2008年春放映のBest Damn Sports Show (Fox Sports)です。

http://www.youtube.com/watch?v=s24kx5ynRVQ

投稿: 陽子 | 2009年7月 2日 (木) 23時41分

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