6年後の“カタールの少年”
引き続き、徳島で行われているアジア大会関連の話。といっても、私はアメリカで毎日インターネットで結果を追っているだけで、現地で取材しているわけではないので、また出場選手の思い出話です。
日本は残念ながら決勝トーナメントに進出ならず、オリンピック出場権を逃してしまいました。すごく残念な気持ちとともに、個人的には思うことはいろいろありますが、現場で取材しているわけではないので、きょうはその気持ちは書かないでおきます。
…と言いつつ、ひとつだけ。Basketball-zineの小永吉さんのブログ(Live Basketball)の8/3の3本(「日本の北京行きがなくなった長い1日(1) (2) (3)をぜひ読んでみてください(このブログをBasketball-zineのほうで読んでくださっている方はすでにチェック済みだと思いますが、ココログのほうで読んでくれている方のためにリンクしておきます)。
特に(3)の佐古選手の言葉には考えさせられました。今大会、佐古選手は必ずしもプレー面で大活躍というわけではなかったかもしれませんが、こういう姿勢でチームを率いていたことだけで佐古選手が代表に入っていた意味があったのだろうと思います。去年までの代表ヘッドコーチ、パブリセビッチ氏が教えてくれたことを今後に伝えていかなくてはいけないのと同じように、パブリセビッチ氏以前の日本代表が経験し、学んだことも引き継いでいってほしい。何年かたって、今の若手選手がこのときの気持ち、このときの佐古選手の言葉を思い出して厳しい局面を乗り切れるときがやってくるだろうと信じてます。
さて、そんな日本代表の大会最終戦(7-8位決定戦)は8/5(日本ではすでにきょうですね)の対カタール。日本代表のことを考えていたら、ふと6年前のヤングメン世界選手権のことを思い出して、当時のscrapbookを読み返していたのですが、そこで一人のカタールの少年について書いていました。当時15歳のバクル・モハメッド少年(左の写真は2001年ヤングメンの記者会見で撮影)。
ヤングメン(U21)の大会とはいえ、さすがに15歳は大会最年少。1986年生まれなので、日本代表では川村選手と同年代です。川村選手が6年前に田臥選手らといっしょにヤングメン代表に入っていたと考えると、どれだけ若かったかが実感できるでしょうか。
さっそく今大会のカタール代表ロスターを確認すると、モハメッド少年…ではなくモハメッド青年の名前もありました。背番号13番。今大会のこれまでの試合のボックスをチェックすると、ほとんどの試合でスタメンとして起用されていますね。ポイントゲッターというわけではないようだけど中心選手の一人のようです(それにしても、6年前と登録身長が変わってない。あのとき、登録身長よりすでに2cm伸びたと言っていたのに(苦笑))。
モハメッド選手、今はどんなプレーをするのでしょうか。あの当時のふてぶてしくもあり、それでいてシャイな少年が6年後にどんな選手になっているのか見てみたかったな~。現地やテレビで観戦される方、ぜひ日本代表とともに、モハメッド青年についても感想聞かせてくださいね。
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