カテゴリー「NCAA」の記事

2009年12月 1日 (火)

ランクイン

P1090532s 結局、76 Classic決勝戦でポートランド・パイロッツはウェストバージニアに66-84で敗れ、大会優勝はならず。
 それでも、強豪揃いのこの大会で自分たちの試合をできたということ、その結果準優勝になったことはとてもいい経験になったようだ。
 決勝後の記者会見でエリック・レベノHCが言っていた言葉がよかった。
「我々にとって、すばらしいウィークエンドだった。それは結果を元に言っているのではなく、この間に自分たちについて学んだこと、得たことからそう思う。このチームはユニークないいチームだけれど、(シーズンが終わるまでに)特別なチームにしたい」

 大会翌日、11/30に発表になったAPランキングでパイロッツは25位にランクイン、チーム史上初めて1958-59シーズン以来51シーズンぶりにトップ25入りを果たした。
 その夜に伊藤大司選手に電話で話を聞いたのだが、選手たちは初のランクインに浮かれているわけもなく、あくまで目標はWCC(ウェスト・コースト・カンファレンス)トーナメントで優勝してNCAAトーナメントに出ること、という姿勢なのだという。そんなところ、レベノHCの考えが浸透しているチームだなぁと思う。4年生が多いだけに考え方がしっかりしているのかもしれない。

 ところで、上の写真。ウェストバージニア戦が終わった後の両チーム挨拶の一場面。ウェストバージニアのHC、ボブ・ハギンズが、伊藤選手のところで立ち止まり、何やら話しかけていた。何なのかと思って、あとから伊藤選手に聞いたところ、「モントロス・クリスチャン高校の練習を見に行ったときに、君がいたのを覚えているよ」と言われたのだとか。

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2009年11月28日 (土)

シンデレラ?

 本題の前に。トップページや掲示板にも書いてますが、twitterでの発信を始めました。ブログの右にも最新のエントリー3つを表示していますが、短い文章なので、連続して4つ以上書き込んでいることもあります。もっと見たいという方はtwitterのサイトで見てくださいね。

* * *

P1280819s  伊藤大司選手が所属するポートランド大が、11/26からアナハイムで行われているホリデー・トーナメントのひとつ、"76 Classic"でメジャー・カンファレンスのチームや全米25にランク入りしているチーム相手に連勝し、NCAAファンや関係者から注目を集めている。何しろ、1回戦では今季の戦力はダウンしているとは言うものの、準地元の名門UCLAに74-47の圧勝(メディアの中からは「"massacre"(虐殺)だ」との声もあったほど圧倒していた)、2回戦(準決勝)ではESPN/USA Todayランキングで18位、APランキングで22位のミネソタ大相手に試合開始から終始リードを取り、61-56の勝利をあげたのだ。大会前週にPAC10のオレゴン大にも勝利していて、これでシーズン開幕から5連勝。全米的にはあまり知られていない無名のポートランド大の金星に、早くも「シンデレラチーム」と評する声も出ている(個人的には、シーズン序盤のこの時期に「シンデレラ」の称号は早すぎると思うのだけれど)。

 面白いのは、まわりのそんな盛り上がりに対して、ポートランド・パイロッツの選手たちが思ったほど浮かれていないこと。もちろん、試合に勝ったことには喜んでいるけれど、その一方で、「勝って当然」と言うような静かな自信が感じられるのだ。決して傲慢なのではなく、ただ単に自分たちのチーム、自分たちのプレー、自分たちがやってきた練習に自信を持っている、という感じ。

 ミネソタ大に勝った後の記者会見でこんな場面があった。ミネソタ大に勝ったことで、月曜に発表する最新版ランキングで全米トップ25入りする可能性が高いことについて聞かれたロビン・スメルダース(#12)、表情を変えることもなく、「それだけのことをしてきたから(ランク入りしても)驚かない」と言ったのだ。これには隣に座っていたTJ・キャンベル(#44)も思わず苦笑していた。でも、これが今のパイロッツの選手たちの本音でもある。その話を伊藤選手にしたところ、彼も笑っていたけれど、でも、それが今のチームのメンタリティだとも言っていた。ランク入りの強豪相手でも勝てるだけの練習をしてきたという自負があるのだ。テレビ放映で映していた試合前のロッカールーム風景でも、エリック・レベノHCが、「きのうのUCLA戦P1090350sの勝利も君たちは自分たちの力で勝ち取った。きょうの試合も、この先のシーズンも自分たちで勝ち取るんだ」とスピーチしていた。
#ちなみにレベノHCはかつてJBLの日本鉱業でもプレーしていたことがある。彼がポートランド大のHCになって今季が4年目。低迷していたチームを4年でこれだけのチームに作り変えた彼の手腕はすばらしい。これだけの結果を出していると、近いうちに強豪校に引き抜かれるんじゃないかな(伊藤選手が卒業する前でなくてよかった)。レベノコーチがチーム作りの哲学などを語っている映像がありましたので、参考まで。

 試合を見ていても、4年生中心の経験豊かなチームらしく、とにかく慌てない。ミネソタ・ゴーファーズ戦では後半が始まってすぐと、試合終了間際に相手に流れがいったと思ったときがあったけれど、どちらのときも自滅することなく、きっちりと入れ返して流れを抑え、呼び戻していた。ベテランのチームだけに、色々なことに対応できるようで、試合中、それまで一度もやったことがないプレーをタイムアウト中の指示だけでこなしたり、それほど練習していなかったというゾーンディフェンスを効果的に使ったり。こういうところで4年間の継続性というのが出てくるんだなぁというのを実感。4シーズン前の、全然勝てないチームから見ていただけに、こんな試合を見ることができたのは感無量。

P1090328s  さて、そんな中でこの2試合、伊藤選手がどんなプレーをしていたのか気になる人も多いですよね。控えポイントガードとしての出場で、 UCLA戦は12分出場、アシストとファウルが1つずつ。ミネソタ戦も12分出場でファウル1つ。スタッツに残るプレーはほとんどしていないのだけれど、スランプだった昨シーズンに比べるとずっといいプレーをしてチームに貢献していた。スタッツで0が並ぶということはターンオーバーも0ということで、これは控えのPGとしては重要。伊藤選手がボールを持っていると見ていても安心できます。3年連続でチームメイトの投票でキャプテンに選ばれているように、チームメイトからの信頼は厚く、リーダーシップは抜群。大学最後のシーズン、NCAAトーナメント出場という目標を達成できるように、彼らしいプレーで悔いのないシーズンを送ってほしい、と思う。 

 76 Classicも明日が最終日。決勝の相手は、ESPN/USA TodayとAPのどちらでも8位にランクインしているウェストバージニア。アメリカでは19時(PST)からESPN2で放映されます。

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2009年3月18日 (水)

日本人選手のマーチマッドネス パート2

 おととい夜に一通のメールが届いた。差出人はエヴァンズビル大でプレーしている日本人選手、中根綾子さん。エヴァンズビル大という名前に聞き覚えがある人もいるかもしれないけれど、かつて大野慎子さんが4年間プレーしていたNCAA ディビジョンIの大学(ついでに書くと、現ユタ・ジャズのヘッドコーチ、ジェリー・スローンの母校でもある)。
 うかつにもメールをもらうまでチェックしそびれていたのだけど、そのエヴァンズビル大、カンファレンス・トーナメントで優勝してNCAAトーナメント出場を決めていた。シーズン成績はカンファレンス内が4勝14敗(!)と、ほとんど勝てなかった(カンファレンス外の試合を入れた成績は15勝18敗)のに、9位シードで出場したカンファレンス・トーナメントでは番狂わせあり、大逆転劇ありと、劇的に勝ち上がって優勝。まさに、これぞマーチマッドネスという展開でNCAAトーナメント出場権を勝ち取ったようだ。
 …と私が書くよりも、中根さん本人のメールを見てもらったほうが、その熱さが伝わると思うので、ご本人の了解を得て、以下、中根さんのメールから抜粋。

■まずは、トーナメントでの熱い戦いぶりについて

私、只今インディアナ州のエヴァンスビル大学に通う4年生であります。
また、大野慎子サンに次ぐ第二の日本人選手としてここ、エバンスビル大学のバスケット選手として4年間頑張ってきました。嬉しいことに、いまだ頑張っています!(笑)

なぜなら!今週末に行われた、MVCカンファレンスでなんと「優勝」したからです!!!大野さん時代以来のNCAAトーナメント出場を決め、私たち、また大学はとても盛り上がっています。

それも、9位シードでトーナメントをスタートし、2日目に第1位シードを13点差で破り、3日目は、20点差で負けていた前半を、後半追い詰め、ラスト数秒で3ポイントを決め、同点に持ち込み、オーバータイムで勝利。4日目のチャンピオンシップ戦では、同点で迎えた最後17,8秒で右の0度でブザービーターを決め、この試合を制しました!カンファレンスシーズンでは4勝しかできなかった私たちのチームがなんと劇的勝利でこのMVCトーナメントを制しました!
(以上、中根綾子さんのメールから抜粋)

 このメール文面にもあるように、エヴァンズビル大の女子バスケットボール・チームがNCAAトーナメントに出場するのはチーム史上2度目。1度目が1999年、大野慎子さんが1年生のときのときというのだから10年ぶり(あれから、もう10年もたつんですね~)。チーム史上に残る2つのチーム、どちらにも日本人選手がいたというのが嬉しいですね。

 エヴァンズビル大のNCAAトーナメント1回戦の相手は、強豪テキサスA&M大。3/22(日)米中部時間11時からで、会場はノートラダム大。シカゴに住んでいたら車で見に行くところだったんだけどな~。ESPN2での放映が予定されているようなので、米在住の方で視聴環境にある方はテレビでチェックしてみてください。ただし、同じ時間に行われるいくつかの試合が同時に放映予定になっているので、地区や試合の流れによって放映の試合が決められるのではないかと思います。LAでも放映しれくれるといいな~。

 あとは、インターネットのESPN360の視聴環境にある方なら、ライブ、リプレイともにこの試合をフルで見ることができるようです。ただ、男子のトーナメントを放映してくれるCBSのサイトとは違い、ESPN360はインターネットのプロバイダーで視聴できるかどうかを選別しているので、プロバイダーがその対象でない場合は見ることができません。残念ながら、たぶん、日本からも視聴できないと思います。

女子NCAAトーナメント組み合わせ表
http://www.ncaa.com/brackets/basketball/women/

■中根さん自身についても、もう少し書いておきましょう。ウォークオン(奨学金なしで、大学に入ってからトライアウトで入部)でエヴァンズビルのチームに入って4シーズン。プレータイムは限られていたようだけど、4年間ロスターに残ることができたというだけでもすばららしいことだと思う。以下は、再びご本人のメールから抜粋。

実は、自分はWalk-onとしてこのチームで4年間頑張っています。静岡県の浜松市にある、海の星高校を卒業し、4年前、この大学に入学を決めたとき、高校時代のテープを送り、こっちにきてから、TOFFLEとSATを受け、トライアウト(コーチとの個人練習とピックアップゲーム)をパスし、入団をいたしました。
Walk-onなので、ゲームに出る機会はとても少ない4年間でしたが、今年コーチングスタッグが新しくなり、プレイタイムは短かったけれど、何回か試合に出してもらう、シニアナイト(Senior Nite Game)と呼ばれる、4年生最後のホームゲームでは、なんとスタメンでプレイし、11分、2アシスト、1リバウンドでした。
(以上、中根綾子さんのメールから抜粋)


 カンファレンス優勝のときの写真を次のリンク先で見ることができます。16の写真が中根さんかな。他にも15など集合写真にも写ってますね。
http://gopurpleaces.com/photo_gallery.aspx?gallery=15

●そして、もうひとり、伊藤大司選手@ポートランド大もトーナメント出場が決定。ただし、こちらはNCAAトーナメントではなく、そのひとつ下のNITでもなく、NCAAにもNITにも選ばれなかったチームが出場できるようにと、今年から新たに始まったCITというトーナメント。1回戦は今夜(3/18) 7pm (PST)から、対戦相手はパシフィック大です。
http://www.collegeinsider.com/tournament/schedule.html

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2009年3月 7日 (土)

日本人選手のマーチマッドネス

 確か、去年はこういうタイトルで月刊バスケに記事を書いたっけ。今年も、マーチマッドネス(大学バスケのトーナメント時期)がやってきた。日本人選手は、なかなかNCAAトーナメントに出るまではいかないのだけど、それでも3月のシーズン終盤の順位争いや、カンファレンス・トーナメントでマーチマッドネスの気分を味わっている。

 という私は、きのう、きょうはNYにいる。今夜はコロンビア大の松井啓十郎(KJ)選手のシニアデー(ホーム最終戦)。高校時代からアメリカで試合を見てきた彼の大学キャリアがいよいよ終わりと思うと、感慨深い。
 コロンビア所属するアイビーリーグは、カンファレンス・トーナメントをせずに、レギュラーシーズンの優勝チームがNCAAトーナメント出場権を得るのだけど、コロンビアは先週末、先々週末にロードで3連敗したことで首位の望みが絶たれてしまった。でも、きのうのプリンストン戦に勝ち(KJは3ポイント5/8を含む17点で、チームのリーディングスコアラーだった)、もしきょうのペン戦にも勝てば、コロンビアとしては16年ぶりの勝ち越しシーズンとなる。去年、おととしも7勝7敗の5割で終わっているので、今年はぜひ一歩前に進みたいところ。

 ラスベガスではWCC(ウェストコースト・カンファレンス)のトーナメントが開催中。伊藤大司選手所属のポートランド大は第3シードなので、きょうから登場する。きょうの試合に勝てば、私も明日から見に行く予定。最近、プレータイムが減ってしまっている伊藤選手だけど、コーチからリーダーシップを買われているだけに、大舞台で存在感を見せてくれることを期待。アメリカでは、日曜の準決勝はESPN2で、月曜の決勝はESPNで放映予定。
※きょうの試合も、WCCsports.comのサイトでインターネット放映予定とのこと。ポートランド対ペパーダイン戦は男子第二試合。米西海岸時間で午後6時から始まるサンタクララ対サンディエゴ戦が終わって30分後、おそらく午後9時前後に試合開始の予定。

 ユタでは中山明日実選手所属するユタバレー大が、カンファレンスに所属しないインディペンデントのチームが集まってのトーナメントに参加中。おととい、きのうと勝ち、きょうがいよいよ決勝。ただし、この大会は優勝してもNCAAトーナメント出場権は得られない。ユタバレーは、ジュニアカレッジからNCAAディビジョン1のチームになって6シーズン目の移行期にあり、来年からようやNCAAトーナメントの出場対象となるのだ。ちなみに、中山選手は現在平均アシスト6.7本。これは、全米ランキングでもトップ10に入る数字なのだが、これも移行期にある大学ということでなのか、NCAA公式サイトではランキングに入れてくれていない。
Yahooサイトではランキングに入っていた。今現在、全米5位タイ。

 そして、大学ではないけれど、ボストン郊外では並里成選手のサウスケントが、ニューイングランド地区のプレップスクール・トーナメントを戦っている。木曜、きのうと連勝して、明日、日曜が決勝。そして、その後に行われるナショナル・プレップ・チャンピオンシップ(全米から8チームが招待)にもすでに出場が決まっている(月曜、火曜に開催)。現在、ポイントガードの一人、リサンドロが故障欠場中なので、並里選手も2番手のポイントガードとして活躍が期待される。NEPSACのトーナメントはサウスケントのサイトで、ナショナル・プレップ・チャンピオンシップの試合はこちらで、インターネット中継される予定(ただしナショナルのほうは有料)。
※3/9追記
上のサウスケントのサイトでナショナルでの試合もライブで見られるようです(無料)。1回戦は日本時間3/10 朝9時から始まります。また、同じくサウスケントのサイトで、NEPSACのトーナメント3試合がアーカイブの形で見られるようになっています。並里選手のプレーを見るなら準決勝(vs Winchendon)と決勝(vs Bridgestone Academy)の前半がお勧め。背番号22です。

 とまぁ、この時期は、毎年のことながら、身体がひとつでは足りない~と嬉しい悲鳴。結局、今年は先週末、ユタバレーでシーズン最終戦を見て、きょうコロンビアで松井選手のシニアデーを見て、ポートランドがきょうの試合に勝ったら明日からラスベガスでWCCトーナメントを見て、合間でサウスケントの試合をインターネットで見ることにした。さて、いよいよラストスパート。それぞれ、力を出し切った形でシーズンを終えられますように。

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2009年1月21日 (水)

ミシェル・オバマの兄&ジョーダン息子

 きのうのオバマ大統領就任式は、NBA選手の間でも注目で、就任式をテレビで見られるように早めに移動したり、オフにしたチームもいくつかあったようだ。

 さて、11月の記事で、ミシェル・オバマ大統領夫人の兄が、オレゴンステイト大の男子バスケットボール・ヘッドコーチだという記事を書いたのだけれど、そういえば、あのときはパソコンが修理中で写真をアップしていなかったことを、きのう、就任式の中継を見ながら思い出した。
 というわけで、大統領就任式を記念して(?)、ロビンソンコーチの写真を掲載しましょう。2007年2月、当時ブラウン大のヘッドコーチをしていたときの写真(ブラウン大@コロンビア大)です。
 左の写真で松井啓十郎選手(水色ユニフォーム)の左側、ブラウン大のベンチ一番端にいるのがロビンソンコーチ。右の写真は、別のカットから、ロビンソン・コーチだけ抜き出してみました。ロビンソン・コーチを狙った写真ではないので少しぼけているけれど、ミシェル・オバマ大統領夫人と似た目元がわかりますか?

P1180903s_2  P1180830s

 大統領&バスケ関連のトリビア話ついでに、ミシェル・オバマはシカゴのウィットニーヤング(Whitney Young)高校出身。きのうの就任式パレードでも、オバマ大統領が卒業したハワイの高校に続いて、ウィットニーヤング高校のマーチングバンドが踊りながら行進していて、ミシェル夫人もそれを見ながらノリノリで身体を揺らしていた。
 そのウィットニーヤング高校、バスケットボールにも力を入れていて、毎年のようにシカゴでも上位に入ってくる強豪校(卒業生には、現ニックスのクィンティン・リチャードソンなどがいる)。昨シーズンからこの高校でプレーしているのが、マイケル・ジョーダンの次男、マーカス・ジョーダン。つまり、マイケル・ジョーダンの息子がミシェル・オバマの後輩というわけだ。
 マーカスは郊外の私立高校から昨シーズンの前に、自らの意思でこの高校に転校。同じ高校でスターだった兄、ジェフリーの影から抜け出したかったからと言われているけれど、たぶん、郊外よりも競争が激しい市内の公立リーグで高いレベルの試合をしたかったというのもあるんじゃないかと思う。現イリノイ大で控えとしてプレーしている兄(MJの長男)、ジェフリー・ジョーダンよりもサイズが一回り大きく、有望と言われているけれど、進学先はまだ未定。

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2008年11月19日 (水)

パソコン、ローズ、BJにオバマ

更新が滞ってしまっているので、きょうはとりとめもなく、軽く雑談モードで。

■ 恒例にしたくないけれどなってしまっているパソコン故障。先日、またやってしまった。スリープ状態で机に少し強くぶつけてしまっただけなのだけど、起動しなくなってしまった。前回ほどひどくはなく、一応、中のデータは無事なようなので一安心(まぁ、私も少しは学習したので1週間前に全データのバックアップはとってあったけれど)。

修理で預けている間はとりあえず慣れぬVistaの機械を使っている。ところが、噂には聞いていたけれど、いつも使っているソフトがインストールできなかったり、インストールできてもいつも通りに作動しないものもあったりで、いつもの作業ができずに不便。修理から戻ってきたら、これはXPにダウングレードの予定。Vistaのほうがいいところもあるんだけど、しかたない。

■ きのうはブルズ@レイカーズの取材。シカゴを離れて4年たち、選手やコーチ陣はほとんど入れ替わってしまったけれど、番記者やスタッフはほとんど変わらずに懐かしい。懐かしいといえば、BJ・アームストロングが試合に来ていた。BJは今、大物エージェント、アーン・テレムの元でエージェント業を始めていて、ブルズの新人、デリック・ローズのエージェントをしている。ローズは、BJからジョーダン時代の話などをいろいろ聞いているらしい。

■ そのローズには試合前のロッカールームで話を聞いた。複数記者での囲み取材なので、話題はあっちにいったり、こっちにいったりだったけれど、ローズはプレーと同じように落ち着いた様子で、辛抱強く、まじめに最後まで答えてくれた。コート上でも、あの落ち着きぶりはまったく新人とは思えない。試合後、フィル・ジャクソンもコービー・ブライアントも賞賛だった。

■ 元マイケル・ジョーダンのトレイナーとして有名なティム・グローバーも試合に来ていて、試合前に食事しながら雑談。ティムは現在もNBA中に多くのクライアントを抱えるトレイナーで、シーズン中は必要に応じて、クライアントのところを転々としているのだ。 ティムは、去年夏に総工費1500万ドルという施設を建てたばかり(それまでは、元々あったバスケットボールコート付の建物を購入して使っていた)。

11/4のエレクションデー(選挙日)には、そのコートにバラク・オバマ次期大統領がピックアップゲームをしに来たらしい(オバマ次期大統領は、選挙の日にピックアップゲームをするのが習慣なのだ)。いっしょにプレーした中に元NBA選手(もしかしてジョーダンとか)がいるかと思ってティムに聞いたところ、さすがにそういうことはなかったらしい。いっしょにプレーしたのはみんな、30~40代の、かつて大学でプレーしていたくらいのレベルの選手たち。その中では、オバマは“Not bad”なレベルの選手だったとか。

#調べてみたところ、この日のピックアップゲームについてはいくつか記事にもなっていた。ESPNのカレッジバスケットボール専門のライター、アンディ・カッツも参加した一人だったらしい。

#ちなみに、オバマの義兄(ミシェル・オバマの兄)、クレッグ・ロビンソンは今シーズンからオレゴンステイト大のヘッドコーチ。これまた少し調べたところ、昨シーズンとその前のシーズンはアイビーリーグ、ブラウン大のヘッドコーチだったという。ブラウン@コロンビアの試合は偶然、この2シーズンとも取材に行っているので、そのときに撮った写真をチェックしたところ、確かにロビンソン・コーチがベンチにいた。目元がミシェル・オバマにそっくり。トリビア話ついでに、ロビンソンはブラウン大の前は6年間ノースウェスタン大のアシスタントコーチだったそうなので、2002~06にノースウェスタンでプレーしていたトニー・パーカー弟、TJパーカーも彼にリクルートされた可能性大。

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2008年3月28日 (金)

3ポイント王

P1240692s_2  少し前のことになってしまったが、2月下旬、松井啓十郎選手@コロンビア大を見に、NYまで行ってきた。←そのときに取材した話は25日に発売になったばかりの月刊バスケットボール5月号のCrossover USAに記事として書いたので、興味ある方は、ぜひそちらも読んでくださいね。
 Crossoverの記事でも書いたけれど、今シーズンの松井選手は見事、アイビーリーグの3ポイント王になった。私が行った頃はまだ成功率も5割を越えてダントツ1位だったのだが、シュートがあまり入らない試合が何試合かあり、最後は5割を若干切ってしまった(25試合で102本打って50本成功)。それでも、なんとかリーグ1位は死守。最後の試合で、すぐ下にランキングされていた選手がかなりの本数を決めていたので、チェックするこちらもドキドキものだった。

アイビーリーグの個人スタッツランキング
(秋になったら新シーズンのスタッツと入れ替わるかも)

 1位ということはアイビーリーグの歴史に名前を刻んだと言っていいと思う。オメデトウ! 1試合平均2.5本決めればNCAAの全米ランキングでも上位に入ったのだけれど、少し足りず(1試合平均2本)、こちらは残念ながらランク入りならず。

P1180751s_2  さて、ここで少し去年の話。去年も2月に取材に行ったのだが、実はそのときはDNP(不出場)の試合や、出てもわずか数分という試合が続いていたときだった。取材した試合のうち、1試合目もプレータイムは僅か2分。その前のシーズン(1年のとき)は先発だったのに、1年下にコーチ好みのガードの選手が何人か入ってきて、松井選手の出番が減ってしまっていたのだ。
 一年下のガードの選手3人のうち2人がニューヨーク出身で、ニューヨークの選手らしくアグレッシブ。ジョーンズ・コーチもニューヨーク出身だけに、少しくらいコーチに口答えしてでもぶつかってくる、アグレッシブな選手のほうを高く評価するのではないか、と当時の松井は言っていた。松井自身は、規律に厳しい高校で教わってきたこともあり、また日本人でもあるので、コーチに口答えなんてするタイプではない。そういう選手のほうがコーチは好きだとわかっていても、性格は簡単に変えられるものでもない。

 上の学年にいい選手がいてその分出番が少ないのなら、次のシーズンになれば出番が増えるかもしれない。でも下の学年の選手が相手だと、その(コーチのお気に入り?の)選手からプレータイムを勝ち取らないといけないわけで、そうなると大学残り3年間、けっこう厳しいな~と、そのときは思ったものだった。本当に出番がなくなってしまうのなら、トランスファー(転校)も考えるのだろうかとも思った(アメリカの大学では、よりいいチャンスを求めてのトランスファーは日常的に行われていることなのだ)。松井選手自身は、「それ(転校)は考えていない」ときっぱり否定していたけれど。
 最初の試合のあとにそんな話をしていたら、その翌日の試合で先発のガードの一人が体調が悪くて欠場したことで、松井に出番が回ってきた。20分の出場で、3ポイント4本を含む18得点の活躍! 試合後のロッカールームでは、コーチも他の選手の前で名指しで「KJを誇りに思う」と褒めたという。

P1180883s  そして、ここからは今季の話。一年前にそんなことがあったあとでも、今シーズンはすべて順調というわけではなかった。序盤はまたプレータイムが少ない試合やDNPの試合が続いた。私がテレビで見た11月のオハイオステイト戦も(コロンビアの試合を全米放映で見ることができるのは、けっこう珍しいことなので楽しみに見たのだが)、残念ながら、ユニフォームは着ていたのにベンチのまま、DNPだった。それでも彼はまだ諦めることなく、コーチが課題としてあげていたディフェンスで頑張る姿勢を見せて、得意のシュートも磨きをかけることでシーズン半ばには認められて再びローテーション入り。
 それだけの紆余曲折を経ての3ポイント・タイトル獲得だったのだ。

 アメリカに出てきている日本人選手を取材していて思うのは、1シーズン通してすべてが順調な選手はほとんどいないということ。試合に出られなかったり、先発だったのが控えに回されたり、スランプに陥ったり、1シーズンの間には波がある。でも波は引いたら、また寄せてくる。たとえ、本人にとっては底辺まで落ち込んだと思うような状況になっても、1シーズンを送る間には必ず再びチャンスは巡ってくるというのも、見ているとつくづく感じる。だからこそ、落ち込んだときやうまくいかないときにどうやってメンタル面の強さを保ち、どれだけ努力を続けることができるかが大事なのだ。

 ところで、これもCrossover USAに書いたことだけれど、松井選手はあと1年でコロンビア大を卒業、卒業後は日本でバスケを続けたいのだと言う。ヨーロッパでのプレーも選択肢に入れているようだが、話した感じでは、今のところは日本でやりたい気持ちのほうが強いような印象。まぁ、中学の頃からずっと親元を離れ、母国を離れてアメリカでプレーしているのだから、そろそろ日本でやるのもいいんじゃないかとも思う。
 とはいえ、まだ一年先ということもあってか、それともNCAAのシーズンが日本のシーズンと重なっているからなのか、どのチーム関係者もまだスカウティングに来たことはないらしい(少なくとも、本人にわかるような形では)。興味あるチーム関係者の方、プレーを見たければチームから試合のDVDをもらうこともできると思いますヨ。それを見れば、NCAAの中ではあまり評価されていないアイビーリーグとはいえ、決して低いレベルではないことがわかるはず。

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2008年3月22日 (土)

元チームメイト

 この更新ではコロンビア大の松井選手のことを書こうと思っていたのだけれど、それは週明けに回して、きょうはポートランド大の伊藤大司選手について書こうと思う。というのも、きのう取材に行ったレイカーズの対戦相手がソニックスで、試合前にケビン・デュラントと伊藤選手についていろいろ話したので。 ちょうどその前日に伊藤選手に電話で取材、今シーズンの話を聞いたのを受けて、伊藤選手の高校時代のチームメイトのデュラントにも話を聞いてみたのだ。

P1110333s_2  まず、デュラントがきのう言っていた言葉から。
「タイシにはとても影響を受けた。僕が彼からどれだけ影響を受け、どれだけ助けられたか、彼も知らないと思う」

 前から書いてきたようにデュラントは、高校最終学年を前に、伊藤がいたモントロスに転校してきた。当時のデュラントは基本的には家から通っていたのだが、学校まで約1時間半と少し遠かったこともあって、よく伊藤選手のホームステイ先に泊まったのだという。そして伊藤といっしょに朝早く起きて授業が始まる前に早朝練習をするようになったのだという。伊藤の練習熱心なところ、努力の姿勢に、デュラントもかなり刺激を受けたようだ。きのうも、何度も何度も、「彼はすごく努力する人」「僕がいっしょにいたことがある中で、タイシは一番努力、ハードワークをする」と言っていた。

P1240861s_5  伊藤選手にとって今シーズンは、私生活でもバスケットボールの面でも、とても厳しいシーズンだった。私生活では、長年闘病していたお父さんが11月に亡くなった。このため、シーズン途中に一時帰国して4試合を欠場(実は、その前のシーズンも病状が悪化という報を受けて一時帰国するなど、この2年は日本とアメリカを行ったり来たりだった)。バスケットボールの面でも、若いチームだけに好不調の波が激しく、なかなか勝ち星に繋がらず、キャプテンの伊藤自身もシュートが入らずに苦戦した。
 実際に私が会場やテレビで見た試合では、たとえシュートが入らなくても十分にチームに貢献していたと思うのだが、本人、シーズンの途中には、シュートが入らないことでかなり自信を失ってしまったらしい。しかも、シュートに対する自信だけでなく、プレー面で全体的に自信を失っていたという。

 結局、チームはカンファレンス成績3勝11敗(計9勝21敗)の成績でWCC8チーム中7位、3月頭に行われたWCCトーナメントでも1回戦で敗退した。この試合も、大差をつけられていたところを追い上げ、オーバータイムまで持ち込んでの接戦となったのだが、最後のシュートを伊藤選手が外してゲームオーバー。 デュラントにその話をしたところ、「それは選手としてすごくきつい終わり方だ。今年の彼は選手としても人間としても、あまりに多くの(つらい)ことを経験しすぎた」と。さらに「でも彼は絶対にこれを乗り越える。大丈夫」とも言っていた。

 デュラントと伊藤の二人の今シーズンに共通しているのは、勝つより負ける試合のほうがずっと多いということ(デュラントのソニックスは現在16勝53敗)。強豪モントロス時代に、ほぼ毎試合勝って当たり前、シーズン最後には当時全米ナンバーワンのランキングだったオークヒルに勝ったときとは大違いだ。
 でも、負けて初めてわかることもある。試合に勝つということがどれくらい嬉しいことなのか。先日も、デュラントがポートランドに遠征に行ったときに、久しぶりで二人でいっしょに時間を過ごしていろいろな話をしたらしいが、そのときに、「試合に勝てると嬉しいんだよね」「そう、本当にそうなんだ」と言い合ったという。

 伊藤選手はすでに次のシーズンに向けての練習を始めている。チームも今年卒業の4年生は1人だけで、主力が1、2年生ばかりという若いチームなので、来シーズンの成長に期待したい。
 デュラントのほうは、シーズン残りあと13試合。負けてばかりで落ち込んでいるかと思ったら、「負けるのはつらいけれど、毎日、最高のレベルの選手たちを相手に戦えるのは楽しい」と前向き。こちらも若いチームだから、来シーズン以降が楽しみだ。

(伊藤選手のシーズンについてのさらに詳しい記事は、4/25発売、月刊バスケットボール6月号のCrossover USAに書く予定です)

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2007年12月30日 (日)

9ターンオバーで得たもの

P1230673s なぜデュークに行ったかというと、このチーム、この選手。ユタバレーステイト大(UVS)の中山明日実選手だ。今季のスケジュールが決まった直後、「デュークと試合をすることになりました!」という連絡をくれた。
 昨シーズン、松井啓十郎選手のコロンビア大がデュークと対戦したことがあって、NCAAは(日本人選手がいるチーム以外)あまり取材することがないだけに、「これはデュークをホームで見ることができるチャンス!」と、ぜひ行きたかったのだが、別取材と重なって行くことができなかった。そんなわけで、中山選手から連絡をもらって以来、「今度こそデュークに行こう!」と思っていたのだった。

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P1230791s_3  試合は61対95でユタバレーの完敗。とはいえ、ユタバレーにとっては、この試合は、自分たちがどこまで通用するのか、この先、前進するために何が必要なのかを測る試合だったので、勝ち負けも得点も関係ない。
 中山選手も、なんと、自己最多記録という9ターンオーバーをしてしまったけれど、それも、これからを考えると決して悪いことではないと思う。無難に、安全にプレーしたら、ターンオーバーはもっと減らせたかもしれないが、挑んで、向かっていっての9ターンオーバーだったのだから。ちなみに、左の写真でマッチアップしているのが、デューク#4のアビー・ワナー。この日、彼女は10スティール(デューク新記録で、ACCの歴代記録タイ)をあげている(うち中山選手が4本を献上…(苦笑))。

 この試合で何より印象的だったのは、終わったあとの中山選手の第一声。大敗で、ミスも多かった試合だから、どんなコメントになるかなと思ったら、第一声、満面笑顔で「楽しかった~!」 
 強いところとの対戦を楽しいと思える気持ち、もっとやりたいと思う気持ち。それって、前に進むためには一番大事なものだと思う。次にランク校と対戦するときには前半だけでも競ることができるようになるかもしれない。そしてその次に対戦するときには試合を通して競ることができるかもしれない。先が楽しみになる一言だった。

 試合について、今シーズンのUVSについては、月刊バスケットボール3月号(1/25発売)の"Crossover USA"のページで取り上げる予定。月刊バスケットボールでは、中山選手のアメリカ挑戦日記、Bear Fruit in Utahも連載中です。

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2007年12月29日 (土)

キャメロン・クレイジー体験

 17日の"Crazyな人たち"の続報を「数日のうち」にアップする予定が「クリスマス明け」になり、さらに「クリスマス明け」も通り越してすでに年末…。続報を楽しみにしてくれていた方、スミマセン。きょうが年内最後の、取材の予定がない日なので、年を越さないように、大掃除も年末の買い物も後回しにして、慌てて書いてます(苦笑)。

さて、まずはこの前のクイズ?の答えから。

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 これは自チームのフリースローのときのポーズ。右の写真で親指同士をつけて「Z」を作っているのは、頭文字が「Z」の選手(Brian Zoubeck)のフリースローだから。こういう遊び心がいかにも大学の応援という感じで楽しい。

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P1230652s_3  これでわかるかな。答えはNCAAの名門、デューク大のホームコート、キャメロン・インドア・スタジアム。ここで熱狂的に応援する学生たちは"キャメロン・クレイジー"と呼ばれていて、とにかく熱い! 試合の1時間以上前、相手チームが練習を始めると、12/17の写真にあるように手を前に出して、相手チームに呪いをかけるポーズで威嚇。試合中も、座るのはタイムアウトとハーフタイムのときだけで、あとは立ちっぱなしなだけでなく、跳んだりはねたり、大声出したり。応援自体がスポーツのようなもの。

 そんなキャメロン・クレイジーのセクションはサイドラインの記者席のすぐうしろにある。今回、私の席はセンターラインに近かったので、席に到達するのに、キャメロン・クレイジーな人たちの間を掻き分けるように進まなくてはならず、かなり苦労した(その後見ていたら、慣れた記者の人たちは後ろから回るのではなく、テーブルをまたいで席についていた)。それだけの近さだから、試合中も、耳のすぐ近くで叫び声が響いているし、跳びはねている振動はビシバシ伝わってくるし、呪いの手は私たちの頭の上に突き出されている状態。まるで私自身がキャメロン・クレイジーの一員になったような気分を味わうことができた。

P1230516s  キャメロンは外観も石造りで古い建物だが(12/17の写真参照)、中の雰囲気はまるで教会。エンドライン2階席のあたりなど、その部分だけみたら教会そのものだ。サイズは近代的なアリーナと比べるとそれほど大きくなく、収容人数は9314人。大きく、近代的にするよりは、伝統をそのまま残すことを選んでいるようだ。近代的なディーン・ドームを建てたノースカロライナ大に対する対抗意識もあるのかも?

P1230537s  サイドラインの席は木製の長椅子。席番号が彫ってあるのが、また味があっていい。クリックして拡大にすると読めるかもしれないけれど、左下の席はGuest、上と右の席にはBufferとある。どう違うんだろ?

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